non⭐︎さんの投稿一覧

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1 - 8件目/全8件
  1. 評価:5.000 5.0

    こんなに切ないラブストーリーだったとは。

    この作品、実は抜群に面白い。
    ただ、実際に面白くなるのはかなり読み進めてから。
    序盤の幼少期がとにかく長い。毎回似たような兄妹ゲンカが繰り広げられ、ストーリーが全然展開しない。
    正直な所、19話まで頑張って読んだところでリタイアしそうになった。
    そこで、一旦幼少期を飛ばして33話から読み進めた所、いい意味で裏切られた。
    まさかこんなに切ないラブストーリーだったとは。
    キャラクター達も造形が洗練されてぐっと魅力的になり、序盤を巻き返す勢いで、回を重ねる毎にどんどん面白くなる。
    そして幼少期の描写も、ここにきて主人公達の恋愛感情への戸惑いや葛藤にリアリティを与えて、生きてくる。
    読んでみて正解だった。序盤で脱落するのはもったいない。序盤は飛ばし読みでも、是非読み進めてほしい。

    欲を言えば、幼少期のエピソードをぎゅっと凝縮して半分くらいの分量になれば、初見でも読みやすかったかもしれない。

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    七つの名前

    名前を持たなかった名無が一成に、"七名"と名前をもらった時、命を与えられたように見えた。それからどんどん表情豊かになる七名。声を持たない七名の切実な表情が、言葉以上に語りかけている。言葉に甘え、伝えようとする気持ちを蔑ろにしているかもしれない、と気付かされる。
    人の心の汚い内が見え過ぎて、凝り固まった一成の心。七名の清廉な心に触れて解され、二人幸せになって欲しい。心洗われる、とても美しい物語。

    • 1
  3. 評価:3.000 3.0

    平和的学園モノ

    縦ロールと厚化粧、薔薇の香水を振り撒き、好きな人に嫌われる為に武装する主人公が本作の一番の特徴。
    よくある魔法などのファンタジー要素のない、いわゆる学園モノ。
    王太子に嫌われたい主人公ルイーゼは、その思いとは裏腹に、行動するたびに王太子の目に留まってしまう。
    典型的な意地悪令嬢モニカもでてきて王道の展開だが、製菓クラブでクッキー作り、といった平和的エピソードが中心で、気軽に読める。更に、複雑な設定もないのでストーリーが頭に入りやすい。
    ただ、これといって特筆すべき点もないので、無料分で読了予定。

    • 0
  4. 評価:1.000 1.0

    驚きの令嬢

    似通った令嬢ものが多い中、ストーリーの設定としては目新しく、面白そうだな、と読み始めた本作。
    率直な感想としては、後にも先にも主人公フェリアに全く共感できなかった。

    序盤で周りの騎士たちと打ち解け、好かれていく辺りまでは良かった。
    王様に会った辺りからフェリアの言動が次第に気になり始め、ティーパーティ、お茶の選考会での他の令嬢への態度で、完全に脱落した。

    おそらく、型破りで親しみやすく、明朗快活で才知に富んだ令嬢、というような設定なのかもしれないが、
    描かれる様子は、傲慢で上から目線、嫌みなマウント令嬢で、突然みんなの前で大岡裁きを繰り広げる。
    それを引き立てるためか、他の令嬢は必要以上に稚拙に描かれる。

    王様は王様で、徐々にフェリアに惹かれる過程がストーリーの主軸になるのかと思えば、序盤で恋い焦がれる様子。
    更には他の令嬢へ非礼な態度でフェリアを盲目的に礼讃。
    これでは他の令嬢にとって茶番でしかなく、二人で勝手にやってればとしか思えず。

    作画や設定は悪くないので、残念。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    元社畜クリスティナと眼福セドリック

    数ある令嬢ものは、ストーリーの面白さはもちろん、やっぱり好みの絵で読みたい。
    その両方を満たしてくれる本作。まず、画風が洗練されていて、主人公クリスティナのヴィジュアルの可愛さと美しさのバランスが絶妙。繊細さと男らしさを兼ね備えた相手役セドリックも良い。

    内容はいわゆる転生もの。タイトル通り、クリスティナは既に悪女として色々やらかし、後がない状態で転生する。ライバル令嬢を突き落とそうとした嫌疑が掛けられており、婚約破棄もされてしまう。その状態からバッドエンド回避目指して奮闘する中、監視役の公爵令息セドリックと徐々に距離が近づいていく、というのが概要。

    面白いのは、まずクリスティナの元社畜設定を生かしたキャラクター。とにかく勤勉、真面目、誠実。
    以前の悪女時代を知る面々、セドリック、義弟、元婚約者の王太子など、みんながその人柄に魅了されていく様子が痛快。
    そして、真面目すぎてちょっとズレた、コミカルなクリスティナと、ほぼ表情筋が固定されているセドリックの組み合わせが絶妙。二人のやりとりが微笑ましくて、飽きさせない。

    今のところ、クリスティナにどんどん惹かれているように見えるセドリック。無表情ながらも、クリスティナを見る時に少しだけ柔らかくなる眼差しや表情で、気持ちがちゃんと伝わってくる。
    一方のクリスティナがかなり鈍そうなので、二人の気持ちが通じるのはまだ先かも。
    けれど、本筋の二人の関係性にしっかり焦点をあてて描かれているので、スローテンポでも今のところは全く気にならない。
    タテヨミの他作品では、ほかの要素を入れ込みすぎて本筋を見失うことが度々あったので、
    是非本作はこのまま遠回りし過ぎず、フィナーレまで完走してほしい。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    既視感が

    今や乱立する令嬢ものは、どこかに他作品と差別化する点があって欲しい。
    10話まで読んでみた端的な感想は、悪くないけれど既視感のある内容だということ。作中、相手役の公爵も、周りの登場人物達も、皆決まった役どころで、決まったセリフを言っているよう。しかし逆に言えば、気軽に隙間時間や気分転換に読む、消費されるコンテンツのひとつとして考えると、それはそれでいいのかもしれない。
    ただ、主人公の幼なじみのモラハラぶりが目に余る。好きなのに人格否定や器物破損。他作品との差別化がこの部分だとしたら、残念。主人公に意地悪な幼なじみ、というのがストーリーの起点なのだろうが、もっと違った描き方があったように思う。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    漫画はこうでなくては

    まるでゲームをプレイしているような感覚になる本作。今まで読んだ事がないジャンルだったが、元々RPGが好きなこともあり、とても面白いと思った。逆に言うと、ダンジョン攻略やジョブチェンジ、特殊スキルなどゲームに馴染みがないと序盤は入りにくい、というのはあるかもしれない。
    内容は、最弱Eランクハンターの主人公がある日覚醒し、突如現れたウィンドウに従って、ミッションをクリアする事で急速に強くなっていく、というもの。基本的には、戦闘→レベルアップの繰り返しだが、
    強くなるに従い、見た目も精悍に、言動も自信に満ちていく姿に、飽きさせない魅力がある。夢があって、漫画はこうでなくては、と思う。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    毎日読むのにピッタリ

    タテヨミでは読んだことがなかったコメディ。はじめは、なんだかバカバカしい、と思っていたのに、いつの間にか面白いと思ってしまっている自分に驚き。

    毎日無料はよほど面白くないと特にストーリーが頭に入りづらい。その点本作は、一話ごとにちゃんとエピソードがあって、その上で大筋の流れも理解でき、隙間時間で楽しめる。

    ポンコツヒロインはもちろん、いつのまにかポンコツになっているヒーローも、色々振り切っていて、思わずくすっと笑ってしまう。
    シュールなお面や犬の置き物も、段々と癖になる不思議な世界。特に悪人が出てこないのも良い。

    凝った絵やストーリーという訳でもないけれど、気取ったところがなく、毎日ちょっとした笑いをもたらしてくれるこの漫画、一周回ってもしかして凄いのかも。
    現時点ではまだ無料分、課金するかはまだ未定だが、今は純粋に、この漫画を楽しんでいる。

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