5.0
全然クズじゃない
3巻で当て馬登場、この当て馬がどうもほんとに好きになれないタイプで
読んでてピキピキしながら読みましたが
4巻でも新たな当て馬登場。それが一朔の中学からの親友の男。
4巻は大学生になって二人は同居してイチャイチャラブラブとは言えないまでもうまくいってるのはわかる。
そんで湊のあの感じも相変わらず。
だけど、誤解を招いたあのエピソードでは、不安で待ってる一朔の気持ちを少しは理解してあげてほしかったな。
結局風呂のドア越しに会話するわけで、あの件の説明に何時間もかかることじゃないんだから。
今はレポート最優先、終わってから話す、でも、「不安で待ってる」ちゃんとした説明が欲しい方にとっては
その時間すら長くて辛いんだよな。そういうのもう少し理解してあげてほしかったな。
それ以外はよかったよ、特に終盤、酔っぱらっちゃって湊なりに一朔に甘えたシーンね。
あと泣いちゃったシーンはぐっときた。
なんか少しわかるかも、って思って。
湊はクズなんかじゃない。確かに頑固過ぎる所は時には一朔を傷つけてきたこともあったけど。
一朔はほんとかっこいい。コウゴが独占欲が強い、自分勝手とか言ってたけど、
案や希望を出すくらいは普通じゃないかな。その提案に対して選択肢がいくつかあるとしてどれを選ぶかは
湊の判断なんだしそれは勝手に決めてるってってことにはならないよ。
いい作品でした。
読み始めたときはこんな風に感じるなんて思わなかったけど、読んでよかったです。
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性格クズでなにが悪い