5.0
笑えなくても
笑顔が出せない椿。接客業では大変だろうけれど、真摯な姿は評価されている。人間って、育った環境で人格が決まるもの。柔らかい粘土に型押しされた、とは某作品の主人公の言葉。それを実感させる作品。コミックゆえ、オーバーに表現されているが、現実にも相通ずること。
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20419位 ?
笑顔が出せない椿。接客業では大変だろうけれど、真摯な姿は評価されている。人間って、育った環境で人格が決まるもの。柔らかい粘土に型押しされた、とは某作品の主人公の言葉。それを実感させる作品。コミックゆえ、オーバーに表現されているが、現実にも相通ずること。
何故なのだろうか。他者の幸せを憎む人達が。まるで、誰かが幸せだと、自身が不幸になるかのごとき発想。隣が分譲を購入し、自分の一家は賃貸、リコの歪んだ価値観と心は、エピソードを重ねるごとに増していく。リコの自己中心性、欲深さを知りつつ、それを受け止めようとする夫は、いったい何者なのか、と言いたい。我が子ですら、ないがしろにできるリコを、それ程までに愛するとは。ヒロインが次第に強くなっていくところが、とても頼もしい。現実には難しいけれど、イジメで辛い思いをしている人々にこそ、勧めたい。勇気をくれる作品。
二年後に処刑されるのはゴメンだ、と未来を変えるべく、転生前に培ったノウハウで、自分らしく生きようとする姿は、実に見応えがある。前職の知識を活かした自分磨きも、いずれ、他者のために使われるのでは?
和平交渉の一つとして嫁がされたヒロイン。よもや、父親が亡き母親の肖像画を「娘」として、相手国に送っているとは。肖像画と違って、12歳の姫がやってきた王は、怒り狂う。でも、光源氏ではないけれど、慈しみ育てる、これもありでは?王妃は、権勢をふるい、自分をいたぶる側室?を追い払う。側室の部族は落ちぶれ、それまで、下位に置かれていた他の部族達が潤っていく。これからの手腕が楽しみ。
妹のために嫁ぐことになったけれど、冷ややかな相手とその姉に対しても、心を尽くす。本質を見る眼をもった相手とその姉は、彼女という宝を得て、心の底から笑えるようになるのだろう。シンデレラストーリーだけど、十年の花嫁修業を糧にできるヒロインはステキ。
苦しい家計を助けるための結婚。辛くても、実家は頼れず、離縁を考えての相談。相談相手は、今後も救世主となるのだろう。早く離縁が成立するといいなぁ。
契約期間の一年の間に、心の繋がりが生まれるかと思いきや、回帰とは!前と同じ轍を踏まぬために、彼女はどうするのか、とても楽しみ。
初めて観たバレエに魅了され、習い始めた。早くにトゥシューズを履きたい気持ちはわかるけれど、焦らず、基本を積み重ねてほしいなぁ。
動物の言葉がわかり、かつての獣医師での知識があれば、苦しんでいる動物たちへの福音。船旅を終えて、ヒョウを治せるのか、続きが待ち遠しい。
見ようとしなかった、想像だにしなかった、それに気づかされた第二の生。やり直すことは、いつでもできる、そんな勇気をくれる作品。コミックゆえの「ご都合主義」と笑う者には伝わらない、真の強さ、柔軟さが学べる作品。
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乙女椿は笑わない