5.0
ポジティブで、他者をきにしない
好きなものは、徹底して極める。他者がどう思おうが、歯牙にも掛けず。そんなヒロインは、実に魅力的。毒ではあるけれども、毒も薬として使えることを思うと、必ずや、誰かを助けるだろう。今後の展開が楽しみな作品。
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20808位 ?
好きなものは、徹底して極める。他者がどう思おうが、歯牙にも掛けず。そんなヒロインは、実に魅力的。毒ではあるけれども、毒も薬として使えることを思うと、必ずや、誰かを助けるだろう。今後の展開が楽しみな作品。
恋のライバルが妹。いや、もともと妹しか愛していない相手だから、ライバルにも至らない。養女に迎えてくれて、温かく接してくれた家族。妹もかわいい。いつか告白しよう、と思っていたのに、相手の心は既に妹の方へ。切ないけれど、きっと国を救う役割を果たし、ステキな方との出会いもありそう。
聖女=能力+慈悲の心、という図式からはずれた設定。能力と人格は別物だから、違和感はないけれど、この設定とミステリー的展開が面白い。
よくあるパターンだけれど、相手が自分を信じてくれることは、ヒロインにとって大きな力に。決して諦めず、引き下がったり、自分の非を認めたりしないライバルは、いかにしてリベンジするのか。ヒロインには魔法という力があるけれど、もっと大きな人脈、信頼という力が必ずや役に立つだろう。
復讐、死を免れること、当初の狙いはこれだったけれど、生き直すことで、人との繋がりの大切さ、他者を思いやることで、自らの心も満たされるのを知ったキイラ。コゼットにも憎しみを向けるのではなく、余裕を持って接していける。そうなった時、運命は大きく変化するのではないだろうか。
前世が薬剤師や料理好きという作品は読んできたが、美容オタクという設定は、実に面白い。好きなことが役に立つ点では同じだが、オタクというのは、有資格者ではないし、効果の有無を確認するのは、自分自身。誰にでも勧められるモノができるのか、どうかは不明。それでも、チャレンジしていくことで、周囲の人達を幸せにする。今後も楽しみ。
異能があることがわからず、疎外されて苦しんできたヒロイン。ステキな相手と出会い、信頼が生まれ、相手への思いやりを発揮。今、呪いにかかっている彼を助けられるとしたら、彼女だけ。果たして、うまく解呪できるのか。続きが待ち遠しい。
互いに観点が異なるけれど、共通点は、共に自然体。自身の心地よさを優先する価値観。堅苦しい生活がイヤだ、というのも共通している。ラストは想像できるけれど、そこに至るプロセスが楽しみ。弟王や、ヒロインの兄弟の活躍も期待できる。
同じパターンは数多あるけれど、絵も、描写力も優れているし、展開もスピーディーで楽しい。医術をどれだけ身につけ、どれ程多くの人達に貢献できるのか、最後まで見届けたい。
設定に惹かれて読み始めたら、怜悧なヒロインの魅力の虜に。事件を解決する、ミステリ要素もあって、とても楽しい。
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