4.0
いつも突然
突然、異世界へ。そこに慣れたと思ったら、またもや元の世界へ。それが、再び異世界へ。二つの世界では、時間の流れが異なる。幼かった少年は、凜々しい青年に。少年の姿が脳裏にあるだけに、自分より年上になった彼に戸惑うヒロイン。どちらも、遠慮がちなところが愛おしい。
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突然、異世界へ。そこに慣れたと思ったら、またもや元の世界へ。それが、再び異世界へ。二つの世界では、時間の流れが異なる。幼かった少年は、凜々しい青年に。少年の姿が脳裏にあるだけに、自分より年上になった彼に戸惑うヒロイン。どちらも、遠慮がちなところが愛おしい。
わがままな妹、姉を慕うとどころか、常に嫉んで、自己中心的。生き直す前には、単なるわがままとしか捉えていなかったか。何でも欲しがる貪欲さに、生まれを鑑みて、受け入れてきた。それが、本当の淑女だろうか。淑女には賢明さも必須。わがままで腹黒い妹と、バカな父親に、どう対処するのか、実に興味深い。
互いに観点が異なるけれど、共通点は、共に自然体。自身の心地よさを優先する価値観。堅苦しい生活がイヤだ、というのも共通している。ラストは想像できるけれど、そこに至るプロセスが楽しみ。弟王や、ヒロインの兄弟の活躍も期待できる。
魔法が使える資格者と、使えない落ちこぼれ。落ちこぼれには、不思議な力が後に授けられる、あるいは、覚醒する。そういう話は多いけれど、冒頭から、うまくヒロインの状況を盛り込んでいるので、説明しすぎていないのがよい。今後の展開も、タイトルへと、どう近づくのか、とても楽しみ。
いつのまにか、相手の言動がきにかかる。この時点で、恋の芽が育ち始める。育つにつれて、相手のことが知りたくて、そして、自分のことも知ってほしくて。それが空回りしたり、理解出来なかったり。そんなことの積み重ね。はたして、どうなっていくのか、実に興味深い。
会いたくない相手との再会。経済格差と生活レベルのヒエラルキーの中で、思うような子育てはできるのだろうか。辛かった過去を払拭し、人の心の真意にふれられたならば、きっと再生できる、と信じたい。
何ももっていない、そんな中で、自分ができることを一生懸命考えるヒロインにエールを!別れる前に自立することを考えるのは、ポジティブ。同じ悩みを持つ人々への福音になる作品。
原因不明で疎外されるのは、誰にとっても辛い。人間関係で、最も不可解で、対処不能なこと。その相手が家族となれば、なおさら辛い。何をしても、妻の真意は不明。どうやって、解きほぐしていくのだろうか。
よくいるタイプが出ているけれど、例えば、マウント女は、誰からも嫌われ、敬遠される。マウントさえ取れれば満足なのだろう。そんなバカ女にハマる男は、大バカ者。妻が復讐したくなるのは理解できるけれど、怖すぎる。
同じパターンは数多あるけれど、絵も、描写力も優れているし、展開もスピーディーで楽しい。医術をどれだけ身につけ、どれ程多くの人達に貢献できるのか、最後まで見届けたい。
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二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる