氷高さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全33件
  1. 評価:5.000 5.0

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    皆が怪しく見えてくる

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    クリスマスイブに父と屋台のラーメンを食べた後、映画を観に行った心麦。帰りは迎えに行くと言っていた父に何度電話しても繋がらず、諦めて家に帰ると自宅が火事になっていた。
    その火事で父が亡くなり、直ぐに容疑者が逮捕されるが、それは過去に父が警察官だった頃に携わった事件の犯人の息子だった……。

    ドラマをやってるのも知らず、この漫画を読み始めた頃には、ドラマは終盤に向かってました(ToT)
    先に結末を知ってしまうより、そこまでの経緯を知りたいのだけれど、ポイントが高いので悶絶しながら思案中です。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    50年経っても色褪せない

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    今年また劇場化されましたね。
    10代の頃から、何度も何度も読み返しました。
    母が買ったのに、友達にも貸したりもして(笑)
    アニメにもなったし宝塚でも上演されて、一種の社会現象にもなりましたね。

    18世紀のヨーロッパ。
    国同士の不安定な情勢の中、オーストリアの皇女マリー・アントワネットがフランスの王太子に嫁ぐところから話が始まります。
    まるでオスカルやアンドレがその時代に実在したかのように、笑い・怒り・悩み・苦しみながら、実在と架空の人物によって史実を絡めて繰り広げられる壮大な物語です。
    一番心に残るシーンは、アントワネットが初めてフランスに入る際に、オーストリア製のものは糸一本も身につけることは許されませんと言われ、着替えをさせられる場面です。まだ自由に遊びたい年頃のアントワネットにとって、従者とも別れ、言葉も習慣も違う国へ入ることはどんなに心細かっただろうなと、後々の話が分かっていても胸に詰まされる場面です。また、王太子と二人テラスに立ち国民に歓迎される場面では、解説にある通り、あの時の国民の姿と感動・感激を忘れずにいたのなら、少しは違う結末もあったのかなと…史実は覆りませんが…。

    絵は、少年少女から段々と大人になっていく様子や表情、衣装から宮殿内の装飾・庭園や街の様子の細かなところまで丁寧に描かれています。
    最近よく目にする、貴族ものや宮廷ものなどと違って、いちいち「キラキラ〜」とか「ドド〜ン」といった文字を入れなくても、その気品と綺羅びやかさは一目でわかり、とても50年以上前の作品とは思えない素晴らしさです。
    流石、池田理代子先生です。

    半世紀を過ぎても色褪せない大作。
    少女の頃を懐かしむ人も初めての人も、ぜひ沢山の人に読んでいただきたいです。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    2周目読んでます

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    死神の優子さんが、不治の病で余命半年と告げられるところから始まります。
    いきなりのことに混乱する優子さんが、家族や友達、職場の仲間にどう伝えて受け入れて(?)いくのか、とても重いテーマなのに緩く可愛い絵で描かれていることに、ちょっと救われます。
    優子さんの周りの人達が抱えている問題も丁寧に描かれていて、その時々の言葉ひとつひとつが心に刺さります。 正に『言霊』ですね。

    これから先のお話も楽しみではありますが、一言一コマ大切に読み進めたい作品です。

    あと、おまけのコーナーも毎回楽しみです。
    涙の後の癒しです。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    知らない人の前で読んではいけない作品

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    ある女子校の、先生と生徒の日常が描かれています。決して笑わせようとしているとかウケを狙っているわけでもなく、本人たちはいたって普通に学校生活を送っていま……す。
    でも、その一見普通に見える学校生活と星先生の心の声に、ニマニマしたり吹き出してしまったりするので要注意です。
    不意打ちで来ますから……😂

    あと、生徒達が他者を無視したりいわゆる虐め的な場面がないのも良いですね。
    心ではくだらないと思っているのかも知れないけど、皆なちゃんと人の話を聞いているところとか。
    授業以外はね😂

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    本当に案内人さんがいたらいいな

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    父も母ももう亡くなってしまったけど、その人生にどういう思いを抱いていたのか、幸せだったのか知ることができたら良いなと思いました。
    父は遠くの病院に入院していたから諦めもあったけど、母の時はあと10分いえ5分早ければ臨終に間に合ったのかもと思うと……あ、でも荼毘にふされるまでは大丈夫なんでしたっけ?

    大切な人とのお別れのお話なので、いつももらい泣きしてしまいますが、優しい絵柄と登場人物の優しい人柄に救われています。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    薬局のポスターを見て気になってました

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    人さらいにあって後宮に売り飛ばされた猫猫が、薬の知識を活かして宮中で起こる不可解な出来事を解決していく。
    猫猫のちょっと捻くれたような物言いも、後宮の后や侍女・宦官たちからは愛され要素になっていて、もちろん実家(?)のある妓女たちからも可愛がられています。
    冷静に問題解決していく猫猫と、壬氏様との絡みも読んでいて楽しいです。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    大正時代に憧れた作品

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    もう〇十年前に、何度も何度も読みました。
    最初の方は昭和ギャグ満載で、今読み返すとちょっとツライものがあるのですが、少尉が小倉に転属になりロシアの介入戦争のために、シベリアの前線に行かされる事になった辺りから、一気にシリアスモードに変わって行きます。
    紅緒も少尉が生きて戻って来ることを信じて、伊集院家に残り働きに出ます。
    少尉と紅緒がどうなっていくのか、ラストまでハラハラは続きます。

    時代背景を織り込みながら、大正時代の大らかさを描き、憧れを抱かせてくれた大切な作品です。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    宝物です

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    『あさきゆめみし』で源氏物語全編を読み、円地文子さんや田辺聖子さんの現代語訳も読んで、また『あさきゆめみし』に戻ってくるという…とにかく一時期は、源氏物語の世界に没頭していました。
    小説の方は手放してしまいましたが、これだけは大事に大事に取ってあります。

    もともと、大和和紀さんの作品が大好きでしたし、背景や調度品、十二単衣等の衣類の柄の細やかさ…どれも美しいのですが、やはり人物の美しさは格別です。光源氏に関わる女人方や男性陣、女房達に至るまで多くの登場人物がいて、特に女性たちは皆 同じような黒髪の梳き流しですが、それぞれに書き分けられ、年齢を重ねていく様子は流石としか言いようがありません。
    皆さんに一度は読んで頂きたい作品ですね。

    余談ですが、登場人物の中で私が好きなのは、
    玉鬘 夕霧 空蝉 です。
    夕霧には何となく母性を擽られ、玉鬘と空蝉は運命を受け入れながら強く生きる姿に、より美しさを感じるからです。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    池田先生のお話全部好きです🤗

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    目に見えないことや不思議な事、本来の日本人が大切にしてきた事を、忘れずに守っていきたいと思う作品が多いですよね。

    辻占売は……
    占は当たるも八卦当たらぬも八卦と言いますが、卦に出た事を心に留めておくことで、未来が少し明るくなるのかなぁと思います。

    何処かの辻で、閑さんに会えるかな?
    あと私的希望としては、もっと未信くんにも登場して欲しいです😊

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    大切なものを思い出させてくれる

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    祖父の営む工務店(父は刑事)で、リフォーム専門の建築士として働く駒子。見えないものが見えてしまう体質で、いつも住込みの玄ちゃん(将来は神社の宮司であり駒子の夫)に祓ってもらっている。
    そんな工務店に入るリフォームの依頼は、ちょっといわく付きだったり不思議な現象のある家。
    でもそこには家を大切に繋いで来た想いや、住んでいた家族の想いが詰まっているからで……それらを不思議な見える力で解決して、家にも住む人にもより良い結果に導いてくれるので、安心して読める作品です。

    ヤモリの主ちゃんも息子の玄太くんも、可愛くて
    頼りになって毎回ほわほわ癒されてます。

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