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よくある訳アリおじさんというだけの話ではなく、世知辛い中での日常の営みや人情の厚みが淡々としながらもどこか優しく描かれてるので、読むと穏やかな心地になる。特に第15夜のストーリーは胸にじわりと響いた。
島さんのように言葉ではなく背中と立ち振る舞いで大切なことを他人に教えてくれる大人は、果たしてこの現代にどれだけいるんだろうな。
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よくある訳アリおじさんというだけの話ではなく、世知辛い中での日常の営みや人情の厚みが淡々としながらもどこか優しく描かれてるので、読むと穏やかな心地になる。特に第15夜のストーリーは胸にじわりと響いた。
島さんのように言葉ではなく背中と立ち振る舞いで大切なことを他人に教えてくれる大人は、果たしてこの現代にどれだけいるんだろうな。
昭和から平成、令和に時が移っても、湘南に吹く風のように詩的でロマンチックな吉田調の台詞回しは色褪せることなく今も健在であるとを知らしめてくれる作品だと思います。
コマから溢れ出んばかりの勢い(特にマミー)にグイグイ引き込まれてどんどん読んでしまう秀逸な作品。読んで損無し!
さすが大作家さん、圧巻の作品です。あれだけ色々あってのラストがまたこの方らしい!
心に残る名台詞も多々あれど、ママがランちゃんの餞に贈った「人を落とすんじゃなくて、自分が上がるのよ」はフィクションの枠を超えた名言。
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島さん