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令嬢がおじさんに転生したり、おじさんが令嬢に転生する物語は総じて安心感がありますね。この作品も例に漏れず。元が悪役令嬢なのに、小汚いおっさん部屋を夜通し掃除したり、加齢臭ぷんぷんの体を必死で身綺麗にすることに努力と労力を惜しまず奮闘する姿には心打たれます。今世では幸せをつかんでほしいです。
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令嬢がおじさんに転生したり、おじさんが令嬢に転生する物語は総じて安心感がありますね。この作品も例に漏れず。元が悪役令嬢なのに、小汚いおっさん部屋を夜通し掃除したり、加齢臭ぷんぷんの体を必死で身綺麗にすることに努力と労力を惜しまず奮闘する姿には心打たれます。今世では幸せをつかんでほしいです。
その筋の玄人さんっぽい人が普通に買い物したり世間話をしてるだけでも、見てる側に先入観がガッツリあれば、いかにも危なさそうな取り引き現場や命を賭けたエキセントリックな言葉の応酬に見えちゃうような面白さを ほのぼのと楽しめるエンターテイメント作品。
継母、義父、義妹の安直ともとれるネーミングにキラリと光るセンスを感じました。呪いの魚介類や継母の憤怒の形相の描写がグロテスクで少女漫画の域を越えてます(笑)。
主人公の聖女ルチルとルカの清く爽やかな雰囲気とは対照的に、元婚約者の魔術師オズワルドやまがいものの現聖女の私利私欲丸出し加減が突き抜けすぎてます。この二人のエキセントリックで醜悪な表情も見所のひとつかも。
異世界居酒屋というタイトルですが、異世界定食屋の方が良かったんじゃないかな、と思うくらい ごはんに合う定番のおかずが出てきてお腹がすきます。
少し臆病なくらい丁寧に丁寧に心の距離を縮めていく二人の意識の変化過程が清く温かで、読みながら心が洗われる気持ちになりました。執事とお付きのメイドをはじめとする周囲の関係者一同が積極的に外堀を埋めまくってるのも微笑ましいです。
早梅と壱成の恋路を温かく見守りたいのに、途中から登場した菊乃の目のイっちゃってる加減が危な過ぎてちょっとホラー読んでる気分になりました。作者さんは普通に危ないヒトを描くのが上手!
状況に左右されず冷静に判断して、物事を前向きに捉え、自分に出来ることを見つけて遂行しようとする強い意志を持ったヒロイン。所作も言動も申し分ない、どこに行っても恥ずかしくない躾を受けて育ったしっかり者なのに嫌味がない、異世界転移作品の中ではわりと珍しいタイプの主人公では。苦境でも情緒が安定してるので、安心して読めます。
まるで夢のような別世界の気品ある学園生活……憧れました。何度読んでも宮様はマリー・アントワネットに、サン・ジェストさまはオスカルに重なって見えてしまいます。
昔ベルばら外伝「黒衣の伯爵夫人の」マーガレットコミック版に同時収録されてました。
LP版のレコードが古き良き昭和の情緒を感じさせてくれます。
ヒロインの鈍臭さにイラっとしてチクチク言ってくるクラス委員長の女の子が、エースを狙え!の音羽さんによく似てるなあと思うのは髪型のせいでしょうか。
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おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~