午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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21 - 30件目/全42件
  1. 評価:5.000 5.0

    暴力的ワードセンス

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    ひとまずのスッキリ&ザマァを見たいなら、5話までは読んでみるのをオススメします

    2話で浮気相手の女を一発殴りはしますがバカ王子置いてスタコラと逃げ出すし、3話と4話はバカ王子からの仕打ちをひたすら耐えている(友人からは介護扱い)+もう1人の腹黒王子から珍獣・オモチャ扱いされているしでイラぁ……っとが溜まります

    バカ王子と取り巻きをにこやかに血塗れになりながらボッコボコにするまでで5話です
    主人公スカーレットが「鮮血姫」の二つ名を獲得するのでリアルに血塗れです

    そこからもチマチマと暴力で解決しますが、次の大物がボコられるまで結構長いです
    大変殴り心地の良い、「愛しのお肉様」という名のサンドバッグが流星のごとくフライハイするのは20話以降になるかなぁ…
    殴りそうで殴らないお預けが何話か続きます

    サンドバッグたちが「お肉様」なのは敵側にいる「痛みこそ愛」とかいうイタい名前の武器を使ってる変な女の影響で子豚ちゃんならしいです

    と、まぁ…変なワードが飛び交う感想になってしまいますが、どれも作中に出てくるので仕方ないのです

    神の加護とか宗教とか聖女とか、宗教戦争的な真面目な話になりそうでならない程度にはスカーレットが暴れてくださいます

    願わくば、1回くらいは腹黒の第一王子も愛の拳を喰らってほしいところです

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    主人公が強い&鈍感なので安心

    後宮とか貴族とか、権力者のゴチャゴチャに女同士のドロドロに…を表現するのにハラスメントまみれになるので読んでてシンドくなりそうなところですが

    主人公がお茶のことしか考えていないお茶バカさん(失礼)なので
    多少の困難はお茶のためなら何とも思わないし
    人の悪意に鈍感というか、ハラスメントがまるで通じてなくて安心して読める

    お茶だけでどこまで解決できるかは想像できないけど
    お花とか根っことかまで広げたらほぼ漢方だし、妊婦さんが飲んじゃいけないお茶とかあるし
    わりと万能にいけたりするのかもとワクワクもする

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    愛すべきおバカさんな親子

    死に戻り、というか赤子から人生やり直しでまさに人生2周目になる話
    1話の主人公カペラが処刑されるところまでは、そんなに好きなかんじじゃなかった

    婚約破棄を言い渡されて「なんでっ!この私が!」って反応ばかりで話し合うこともなくその場を立ち去ってしまうし
    読者視点でなくても、どう考えても親友に嵌められてるのに死ぬ瞬間まで気づかないし
    短絡的で頭悪そうだからやり直したところで微妙そうだなぁ…と(失礼)

    でも赤ちゃんに戻ったところから、いきなりパパの親バカな心の声でひっくり返された笑

    カペラたんが動ける月齢・年齢になった途端に「見捨てたパパへの復讐を!」の信念のもと行動力を発揮するけど、やっぱりおバカさんだからズレまくってる
    そして親バカなパパには何してもズッキューンと突き刺さって心の声が大暴走するのが楽しい

    中途半端に良い子ちゃんで、中途半端に何かが優れている設定で
    過去に戻ってもいざとなったら弱っちいし、考えなしな言動で周りを巻き込んだ挙句に助けてもらってばかりで、良い子ちゃんだから誰にでも良い顔して振り回して…みたいなヒロインよりもおバカに振り切れてるカペラたんの方が魅力的だよ!

    まぁおバカだけど、なんだかんだで良い子なんだけどね笑
    パパの復讐に燃えてるわりには、パパが死んじゃう!と思わず走り出しちゃう
    1周目で嵌めてきたであろう親友(気づいてない)とはまた親友になりたくて仕方ない

    心の声だけおバカなパパ、婚約破棄を突きつけてくる予定の王子も子供の頃は真っ直ぐおバカ

    ちゃんと笑える範囲内で愛すべきおバカで溢れている漫画

    • 8
  4. 評価:5.000 5.0

    パラレルワールド風グルメファンタジー?

    今すぐ前世の記憶を捨てたい主人公の空

    前世の記憶を持つ空は、また同じ日本人として生まれたんだと思っていたらどうも違う?
    なんか魔力とか存在するし、都落ちではなく「田舎落ち」なんて単語が生まれるほど、田舎に住むことはとんでもないステータスな世界だった

    体が弱いと思っていたけど、空は魔力の器が大きく、東京は魔力が少なすぎて成長できない

    食べ物から魔力を摂取できるけど東京の食べ物は魔力が少なくて食べてもお腹いっぱいにならない
    空が満足する量を食べると食費がヤバい
    田舎のじいちゃんから送られてきた米でしか満足できず、田舎で祖父母と住むことになる

    しばらくすると、江戸時代あたり?までは前世の日本と同じかんじの世界だったらしく
    異変が起きて魔力が発生、田舎に取り残された人たちが魔力に適応したことで現在の人外魔境の田舎になってしまった話が出てくるので
    異世界というよりはパラレルワールドかな?

    ということで、とんでも田舎の異文化交流的な話に混ざって、空がモリモリとご飯を食べるシーンがとても多い
    そして空がまた美味しそうに食べる
    体質的に大食い設定なので色んなものを沢山食べてくれる

    食費とか資源とか気にしなくていい田舎のスケールのデカさで、変な安心感を持って読んでいられる笑

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    真面目、というか初心で微笑ましい

    森に1人で住む魔女さんと、魔女さんが密かに好きだった騎士さん

    騎士さんは惚れ薬をくれと依頼してきて、魔女さんはひっそりと失恋ちっくに

    「惚れ薬の材料を取ってこい」という要求を小出しにして騎士さんに定期的に来てもらうだけ、というなんとも控えめなアプローチ(というか会いたいだけ)

    騎士さんの方は、顔もよく見えんし訳分からん要求で遠ざけようとしてくるし、信用ならん!となっていたところに
    ラッキースケベ、もとい魔女さんの全裸水浴びシーンに遭遇してしまい、若くて綺麗な娘さんと知ったらそれで頭がいっぱいに笑

    騎士さんは貴族なわけで
    ちゃんとした貴族なら婚約者以外とは付き合わないし、結婚まで女性だけでなく男性も貞淑を保ってるわけですよね

    貴族ものにありがちな
    異性を口説きまくり侍らせまくりとか、下半身節操ない浮気者とか、
    ヒロイン一筋なはずなのに女性を落とす方法から夜の営みのテクニックまで習得済みのリアリティないパーフェクト男とかでもなく、

    1回裸を見ちゃっただけで落ちちゃうし若い女性の扱いも分からない騎士さんが妙にリアルでおもしろい笑

    魔女さんは多少ツンデレながらやっぱり真面目で、騎士さんは距離感ややバグりつつもやっぱり真面目で

    真面目同士な2人なので、基本的にお茶してる話が続いて急展開はなかなか起こらない
    というか少し近づいただけで真っ赤になってしまうので進展しない笑

    なのに見ていられるのはセリフ回しなのか絵のほんわか綺麗なかんじか、不思議な魅力のある作品

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    表情、構図、ストーリーも良い

    始まりは、正直よく分からなかったです

    流行りというか、よくある
    ◯◯な私が××したら、△△な誰々に◇◇された
    みたいなタイトルでもないし
    なんでもかんでも説明はしてくれないけど、徐々に謎が解けるかんじが心地よいです

    いきなりお姫様が出てきて「お嬢様はどこ?」ってなります
    その後に女の子も出てくるけど金髪で「表紙の赤い髪の女の子はどこ?」ともなりますが
    みんな同じ、主人公のお嬢様です

    お嬢様は自分に何が起きたのか分かっていないので、読者もお嬢様と同じくらいの情報しかなく
    お嬢様を迎え入れる家族が出てくる辺りから動き回るキャラも一気に増えて、壮大な話が広がっていきます

    絵は柔らかいかんじで、色彩が綺麗です
    キャラの表情も豊かで
    だいたい各話に1つ「見せ場」と言えるような綺麗な一枚絵があって、その構図が好きです

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    やさぐれ聖女最高

    主人公アナベルが、面白くて逞しくて凶悪で、
    とにかく最高です

    役立たず聖女というより、やさぐれ聖女?
    むしろチンピラ聖女?もはや特殊部隊聖女?

    敵のアジト…というか住んでるお屋敷に、武器のフライパン片手に夜襲かけます
    口を割らせるために水責め、逆さ吊り、なんでもアリ

    護衛していた王子の代わりに呪われた聖騎士のリュカさまも、顔が良くて優しいだけの人ではない
    段々とアナベルに感化されて若干の凶悪化の兆しも出てきます

    キャラが破天荒なだけでなく、ストーリーも面白い

    身ひとつ(+フライパン)で殴り込みに行ったり、自分を囮にしちゃうようなアナベル
    彼女がリュカさまの目にどう映っていたか、という視点が入った時は、アナベル視点では考えもしなかったことに気づかされたり

    悪役も、なんというか適度な悪役で
    バカすぎず、ショボすぎず、しつこすぎず、嫌な気分にはならない絶妙な悪事を仕掛けてきて、盛大に負けてくれます

    リュカさま周りの、側近的な人や、呪いの対象になった王子も、話の良きスパイス

    主役も悪役も脇役も、全部がナイスキャラです

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    ペットを飼っていなくても

    法医学の獣医版、つまり動物の死を扱うわけで

    ペットを飼った経験があれば、かなりの高確率で泣いてしまうと思います(自分はボロボロ泣いてしまった)

    でも半分以上は野生動物の死を扱っていて
    最後の、動物の遺体の目から生前の行動と思われる生きている姿、そこから最期の時になるまでその目は何を見ていたのか
    動物が主役で何のセリフもモノローグもない、時には数ページに渡る、動物の生命の時間

    知識的な部分はかなり専門的で、人によっては難しく感じたり説明を読むのが面倒だったりするかもしれないけど
    その最期の描写は動物に触れた経験がなくても胸に刺さるものがあると思います

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    アズは推せないのでセト推し

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    「星降る王国」がどこか、まだよく分からないけど
    ニナがいた国フォルトナは正直、滅んでしまえとしか思えない

    ニナ:珍しい青い瞳の少女、孤児なので人買いに狙われないよう瞳も性別も隠して生きてきた

    アズ:フォルトナの第一王子、どうやら偽者らしいが本物の第一王子もいないし、いずれ王になる

    セト:大国ガルガダの王子、俺様・残酷・愛を知らない

    主役級はこの3人

    一夜から、いきなりニナが断罪される「罪のはじまり」
    四十三夜が、その断罪の続きで「罰のはじまり」

    ニナの罪は「姫になりすました」ってものだけど、全部フォルトナ側が仕組んだことでニナは巻き込まれただけ
    それなのに罪も罰も全部ニナに背負わせる

    ・大国ガルガダに嫁ぐ予定のアリシャ姫が事故に遭い死亡(のちに偽装と判明)
    ・婚姻の約束を破ればガルガダと戦争になる
    ・姫はそもそも巫女で、星離宮から出ることもなく顔も知られていない
    ・最大の特徴である「青い瞳」を持ち、姫と同年代のニナが目をつけられる
    ・アズが、ニナの仲間の孤児に金を渡して裏切らせ、姫の身代わりをニナに命じる

    姫のなりすまし自体が売られて買われて命令されてのこと
    ニナが嫁がなきゃ戦争だったのに感謝されるどころか国外追放
    その追放すら表向きで、裏ではニナ暗殺のために動いてる

    だからアズは、ニナが「どっちを選ぶ?」の1人だけど推せないんだよなぁ…

    ニナを姫に仕立て上げるための期間でアズはニナを好きになり、恋を知らないニナもアズを大切に思うようになり
    自分で始めたことなのに婚姻をなしにしようとしたり、国のためというよりもアズのために嫁ぐことを決めたニナに憤ったり…

    なにより、ニナへの裁きの場で真実を語ることなく国外追放を言い渡したのは他でもないアズ
    助けるつもりだったみたいだけど暗殺のことも分かっててニナを裁くんだよ

    フォルトナと一緒にアズ滅びろとまでは言わんけど、ニナの名前を奪い、地位も奪い、好きだなんだと葛藤する資格あるのか?って思ってしまう

    青い瞳が持つトンデモ能力を知ってもニナを追いかけてきてくれた、セトを推したい!

    願うだけで周りに凄まじい影響をもたらす能力を使わないために3ヶ月も独りで彷徨ってガリガリドロドロのニナを、セトは迷いなく抱きしめてくれる

    • 16
  10. 評価:5.000 5.0

    絶妙

    リアルとフィクションの絶妙なラインだと思う!

    人が恋する理由や
    あ、いま関係が進展したかも?とか
    あ、いま気持ちを自覚したかも?とか
    その辺りはすごくリアルなかんじで

    でも、こんなに仕事もできそうで人柄も最高な人たちが集まる会社は存在しないと思います笑

    だからって外に出会いを求める形だと設定が煩雑になってしまうし話も長くなってしまうし?
    良い人だらけの職場(嫌な役の人もいるけど)、その辺はフィクションの良いところというか

    1つのエピソードが簡潔で、それぞれの人の小さなエピソードや関係性が繋がっていくかんじが、読んでいて心地よいです

    • 0

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