午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全37件
  1. 評価:4.000 4.0

    知らないのに知識チート

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    「知識の基礎がないのに知識チート」という絶妙なズレと、

    その主人公の奇行に対する、この世界ではリアルに生きているゲームキャラクターの戸惑いとツッコミと勘違いが噛み合うようで噛み合わないかんじ、

    意味もわからずネット用語やネットミームを使うかんじを生ぬるく見守るようなギャグ漫画、かな?

    なんだかんだで攻略サイト以外も閲覧できるっぽく、神々(ネットに書き込んでる人たち)の好きなものならなんでも出てくる?
    だってマヨネーズの作り方なんてゲーム攻略に関係ないよな笑?

    とりあえず現実世界にこのゲームがあったら破綻すると思われる
    戦闘系の攻略がすべてバグを利用したもの、レアアイテムを死ぬほどゲットできるバグもあるのに放置されててゲームバランスも収益もメチャクチャだろ笑

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    ジャンルへのアンチテーゼ?

    貴族もの、ループもの、聖女・悪役令嬢もの、婚約破棄もの…ここらへんを読んだことがある人なら当然持つであろう感想を、そのまま豪快にツッコミにしているような作品

    ・なんで色んな男を侍らせているような「ヒロイン/聖女」が何の問題もなくモテモテやねん

    ・こんな雑な断罪で処刑とか、この国の法律どうなってんねん

    ・婚約者がいる身で浮気したのは男の方なのに、何を偉そうに婚約破棄を言い渡してんねん

    ・(相手が王族の場合)こんなアホが後継で性悪女と結婚したら国は滅びるっちゅーねん

    …etc.etc.

    ループものへのツッコミも、序盤で説明してくれているので

    ・これまでどうにもならなかったのに、◯回目のループだけ特別なのはなぁぜ?

    ・そもそもなんでループなんぞしてんの?

    みたいな疑問は持たないで、わりとストレスフリーで読めるかな

    まぁ、聖女はムカつくけど、心の声が醜悪というかクセ強というか、もはや滑稽すぎてピエロとでも思えてくるので大した問題じゃない

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    基本的に大人が悪いと思う

    小説の世界に転生するというお決まりの話
    冒頭以外、主要キャラが子供の頃から始まり、子供の期間がわりと長い
    そのせいか、悪役たちが歪んでしまう理由がよく分かるというか、周囲の大人たちが酷くないか?と

    セリーヌ:公爵令嬢長女、中身は病弱だった転生者
    ウィル:セリーヌが拾った呪われた孤児、本当なら第二王子で原作のラスボス
    …この2人が原作の悪役らしいのだけど

    セリーヌの父親は公爵で、実母はセリーヌ出産後に亡くなったけど
    すぐに男爵令嬢と恋に落ちて、そこまで年齢差がない妹アデルが産まれる
    今のセリーヌが転生に気づくまでに、元のセリーヌは長年アデルを虐めていたと

    大した年齢差もなく長年…最初にイジメというか意地悪した時点では幼女だろ?親がなんとかしろよ
    子供の肥満は大人の責任だし、周りの使用人は身分差ゆえに何も言えないなら余計に親の務めでは?
    未就学児の年齢で我儘だからって、見捨てて教育を放棄するか?

    使用人も本人に聞こえるところでヒソヒソ陰口叩くし
    大人とか10代後半てならまだしも、10歳前後の子供が少し行動改めただけで「何か企んでいるのでは、信用ならない」って態度じゃ、元のセリーヌだってやる気の有無に関わらず善行なんてできるわけない

    前妻の娘なんてどうでもいいのでは?ってくらいの態度だったくせに、言動を改めたセリーヌを褒めもせずに第一王子の婚約者候補として相手はさせるし
    女神の力なるものに目覚めた途端にお祝いとか言い出してさ
    父親の前に、人の上に立つ公爵としてどうなん?

    と言っても、そもそも国王からしてクズとしか思えない国なんですけどね
    呪われた息子を隠すでもなく、即殺害を命じちゃうくらいですからね
    息子2人揃ってヤンデレだし、冒頭に「王妃の命令で暗殺を〜」とかほざいてたし

    悪役だーラスボスだーの前に、王族・公爵含む高位貴族そのものが問題まみれだろ

    • 4
  4. 評価:4.000 4.0

    モブがアホすぎて眩暈がする

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    魔法を使える人間が貴族として君臨する乙女ゲームの世界
    主人公アリシアが悪役令嬢、聖女リズがヒロイン

    リズってのが頭の中お花畑で、
    ・聖女ゆえに簡単に全属性の魔法がレベル80超(とんでもないらしい)
    ・大層な理想を掲げるわりに努力しないので頭が悪いまま(取り巻きとお茶しかしてない)
    ・理想から外れる人間は理想でブン殴る方式

    当然読者からは不評のリズだが、聖女特有の魅了の魔法?で周りに持ち上げられ肯定され
    それに甘んじて努力もしないが、聖女に相応しい振る舞いをしなければと無意識に演じる程度には自分を抑えている

    バカだしサイコパス感もあってリズ嫌いだけど、理想を持ち続ける意志の強さはあるかもね

    1番イラつくのが、リズに魅了された取り巻きモブ共で、アホすぎて眩暈がするレベル

    すべての人間は平等、暴力では何も解決しない、話し合えばきっと分かり合える!
    お花畑でも正しくはあるリズの理想

    モブ共は、リズ様すばらしい!リズ様の理想に間違いはない!って讃えてるのに真逆のことしかしない

    アリシアが連れている平民の従者に「平民に用はないわ」とか言って差別しまくり
    (すべての人間平等はどこ行ったよ)

    リズの穴だらけな論文を、理論と現実的な視点で完膚なきまでに論破したアリシアに憤って暴漢を差し向ける
    (暴力は何も解決しないんじゃないの?)

    「リズ様は外見で判断しない、内面を見てくださる」と言いながら、枝毛だらけのボサボサヘアーにだらしない制服の着こなしで、アリシアの服装を批判する
    (そもそも貴族の身だしなみは礼儀であり、外見で判断以前の問題)

    王族・大臣クラスにも危険視されているリズなのに見逃されているのは「聖女と王族がくっ付くと国を豊かにする」的な伝説のせいだが、バカ貴族を量産してるのに本当に国が豊かになると?

    「みんなを幸せにするのが私の役目なの」みたいなリズのセリフに
    「リズ様についていけば幸せになれるわー」って反応……なんで幸せにしてもらう前提?
    お前らが国民領民を幸せにする側だろ?だから特権階級の貴族なんだろ?

    もはやリズの魅了が解けたとて手遅れでは?
    内面の差別意識や暴力性はリズですら変えられないなら、今後もずっとアホでしょ

    「リズを正す」のがアリシアの役割だけど、もう国ごと正されろって

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    途中で終わります

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    先に言っておくと、この漫画では完結しない
    主役2人が子供の頃の話で終わってしまう

    転生・悪役令嬢ものというよりは、悪役令嬢と婚約する王子の視点

    婚約者として紹介されたとき、自分は悪役令嬢でいずれ王子に婚約破棄されると泣き出す令嬢
    王子は「僕は王家が決めた婚約を簡単な破棄なんてしないし、婚約者がいるのに浮気もしないっ!」と納得いかない

    それでも、ヒロインに実際に会ってしまうと
    王子はとんでもない恋愛感情を
    令嬢はとんでもない悪意や嫉妬心を覚えてしまう

    やっぱり運命には逆らえないんだと諦める令嬢に、王子は「婚約ではなくて先に結婚してしまおう」という強硬手段に出る
    小さな教会で、2人きりで正式な結婚式を挙げる
    (神父はいて書類に署名もするけど)

    将来の王と王妃として国内の問題を解決しつつ、のちにヒロインの攻略対象となる人物の問題も解決して攻略ルートを潰していく2人と

    資本主義でぶん殴って周りを蹴散らして財産を成すヒロイン(それでそのうち貴族の養女になるらしい)

    令嬢は衛生環境の改善(微生物の存在の周知、アルコール消毒や抗生物質の開発)、
    孤児院の環境改善と教育改革など

    ヒロインは、個人商店の商店街にコンビニ放り込むような手法で、周りの店を潰す勢いで自分の利益しか見ていない

    どちらも前世の知識チートだが、格が違いすぎる

    ヒロインはヒロインで王子を狙っているようで、敵情視察にファーストフード店にやって来た王子に
    「貴族で自由に恋愛できなくて可哀想ですよね〜身分差を超えての恋って素敵ですよね〜」とか話しかけてくるが
    自由な恋愛は浮気し放題でもないし、平民側が貴族になっちゃったら本当の意味では身分差乗り越えてないし…

    いよいよ本格的にストーリーが始まる学園に入学するぞ!ってところで終わってしまう

    原作は学園の1年・2年・3年生、さらには学年ごとに1学期・2学期・3学期まで細かい話があるらしい
    この漫画はプロローグのような部分の話しかないようだ

    • 3
  6. 評価:4.000 4.0

    なぜか癖になる笑

    婚外子の王女が、嫁いだら死ぬんじゃない?って超怖い皇帝に求婚されて(しかもくじ引きで決めたと)、
    生まれて初めて会った親きょうだい(つまり王族)は大歓迎で売り飛ばされたも同然だー
    どうせ死ぬならと散々無礼を働いて、こんなアタオカ娘を送り出したということで王族も国も巻き添えにしてやるー

    …みたいなところから始まる話で、わりとサクサク進む

    正直ハチャメチャで「なんじゃそりゃ?!」って叫びたくなるかんじなんだけど

    絵も、体はともかく顔がけっこう雑で、美人もイケメンもそんなに綺麗に見えないんだけど

    作品のクオリティと言われると、決して高いと思えないのに、なんかやけに癖になるというか笑

    キャラの言動が突き抜けてるのと、
    モブたちのツッコミが、読みながら思ってることと同じ内容で、それをちょっと上回ってくれるかんじが妙に心地よいというか??

    女性陣が悪役まで含めて基本アホで、周りにはツッコミ役やられ役ばかりで、皇帝だけ変に冷静なところも絶妙にツボるというか??

    なんとも表現しがたい、不思議な作品だけど、嫌いじゃないよ

    • 5
  7. 評価:4.000 4.0

    ギャグとして読もう

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    なんとも無能まみれ、無能のデパート状態な作品だけど
    貴族社会であることを忘れてしまえば、テンション高いキャラが勢いよく話を進めるのでサクサクと読める

    アイリーン…聖女じゃないらしいと婚約破棄されたけど聖女と判明

    メイナード…アイリーンを捨てた張本人の王子、別の有力な聖女候補リーナと婚約する予定がアイリーンが聖女だと分かって宙ぶらりん

    話の始まりからツッコミどころ満載で、いちいちツッコむと進まないのでお勧めしない

    最初の方、いやその後も?メイナードはずっとおバカさん
    「神殿のトップな人物が親切にも、聖女はリーナで確定だと教えてくれたよ」って情報を元に婚約破棄したんだけど
    なんで聖女選定の儀式まで待たなかった笑?
    なんで思惑もなしに親切心で情報貰えると思った笑?

    アイリーンには婚約破棄で恥をかかせ、聖女と分かった途端にぐいぐいアプローチしまくり、婚約予定だったリーナは放ったらかし
    状況だけみたらクズ男ですが、無能なだけでクズではないです

    アイリーンも負けず劣らず、危機感皆無で呑気なチョロインです
    メイナードからのぐいぐいアプローチに簡単にやられ、会ったばかりの護衛騎士に告白されて簡単に交際OKしちゃう

    その新恋人の護衛騎士も、護衛対象に手を出すわ、護衛対象を置いてどこかに行ってる隙にアイリーン攫われるわ
    コレ絶対に敵だろ!と思ってたらまさかのただの無能だったという…
    交際申し込みには思惑があったけど悪いヤツでもなくて自分から謝罪して離れていく

    誘かいされたなんて噂になったら「純潔じゃないかも?」となってお嫁に行けなくなるやんけ!とか
    パジャマ姿のアイリーンの寝室にメイナードが押しかけるとか
    未婚の貴族女性への配慮のなさもツッコんだらキリがないので無視しましょう

    聖女には国の存続に関わる秘密が!的なシリアスな話に、なりそうでならないのでギャグ漫画だと思った方が楽しい

    • 15
  8. 評価:4.000 4.0

    擬音が残念

    なにやら魔法がある世界で、
    高貴な身分の人ほど名前が短くて、
    元は平民で長い名前だったのに偉くなって短い名前を名乗ってる恋人に裏切られて、
    人買いに売られちゃったら、
    別の国の皇帝の目に留まりました!

    ってところから始まる話

    主人公セレスティアは魔法の世界の中でも特殊な「魔法を読み解いて遡って解除できる」みたいな力があって、
    貧乏暮らしだったわりには頭がとても良く、
    なのにチート過ぎないかんじに段階踏んで物語が進んでいくのでちょうど良い

    ストーリーは面白いし、絵そのものは綺麗なんだけど
    どうにも絵に動きがなくて、会話以外のシーンがわりと読みづらいかな…
    魔法戦も、動きから魔法までほとんど擬音だけで、何がどうなって勝ったのかサッパリ分からなかった

    あとちょっと表情も乏しいというか
    それなりに感情を表してはいるけど、これもまた
    ギロ、アセっ、ガーン、ブルブル
    みたいな擬音だらけで、ちょっとしらける
    擬音なしでも伝わる表現力がほしい

    • 15
  9. 評価:4.000 4.0

    夫として以前に皇帝としてナシ

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    あなたの後悔なんて知りません
    「あなた」=皇帝レイモンド

    夫としてはもちろん最低のモラハラパワハラ無神経ヤローなんですが、まず皇帝としてありえないくらい無能では?

    ・先代の皇帝は女好きで、レイモンドも大勢いる皇帝の子供の1人で皇子として大切に扱われなかった
    ・大人になって皇帝の座を奪い、たくさんいた血縁者も粛清した皇帝レイモンド
    ……ここまではいいとしよう

    ・皇子時代に兄の策略で好きな女性を他国に嫁がせることになってしまった
    ・皇帝になっても元カノに未練たらたら、子供の頃からずっと側にいたエリヤに「愛は誓えないけど他の女は皇宮に入れないし幸せにする」と約束して皇后へと迎えた
    ……皇帝がいつまでも未婚てわけにもいかないし、いいとしよう

    ・子供の頃からの友人だったエリヤなのに、エリヤが流産したら避け始め夫婦関係どころか友人関係すらもはや終わったような状態
    ……夫として最低だけど、これでもまだいいとしよう

    ・元カノが嫁いだ先の王が崩御して「お手付きなし」の妃ゆえ国に帰された
    ・帰国を祝うパーティーをして皇帝も招いた
    ・その場で、そこそこ大きな子供連れてきて「レイモンドの子」だと宣言
    ・すんごく怪しいけど神殿的な組織が「皇族です」と認めたから皇族に迎えると決めた
    ……はいっ!ここ!

    あなた、沢山いた自分の血縁者を粛清して皇帝の座に着いたんですよ?
    「皇宮に他の女は入れない」ってのは、自分たちみたいに後継者争いを避ける意味もあっただろうに婚外子を作った?よりによって長年他国に嫁いでた女性相手に?

    この時点で、粛清された家門の関係者が反乱起こしても不思議じゃない

    しかもエリヤは元は公爵令嬢
    父親の公爵は皇帝が玉座に着いた時の立役者
    元カノの子供を、そんな皇后の養子に入れようとしている
    後継者争いしたくないってことは皇后とはもう子作りする気もないと言っているに等しい

    こんな人間が政治なんてできるわけがないと、心底思う

    • 4
  10. 評価:4.000 4.0

    全体的にはおもしろい

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    子供への虐待、差別、搾取
    この辺がふんだんに描かれていて
    ファンタジーでありつつも、社会派な話も少し含まれている

    その反面
    兄妹愛、家族愛、恋愛、主への敬愛、種族を超えた愛
    なんだかんだで、愛に溢れた物語だと思う

    双子兄妹のアルヘン・アリエンは皇帝の子供でありながら、5歳まで存在の認識すら怪しい状態で母親や従者から虐待を受けていた

    母の死をキッカケに父や兄たちに会い、皇子皇女として扱われることになるけど
    「私生児」という存在が穢らわしい、呪われた存在という価値観の国で思いきり差別に晒される

    双子が、高校生くらいの年齢で亡くなって転生したらしいのだけど、最初のうちは力もなくて能動的に動けないせいで転生設定があまり活きてきていなかった
    中身高校生なのに子供の遊びを延々としている状態が続いたりとか…
    子供の可愛さを全面に出して願いを聞いてもらう「あざとさ」発揮くらいしか大人要素なかった気がする

    家族に受け入れられ、双子も家族を受け入れてやっと、双子の中で自分たちの価値が上がったのか、大人に向かってでも凛として意見をハッキリと主張できるようになり
    その辺で周りも「本当に子供なのか」みたいな反応を見せるようになる


    自分たちのルーツと戦い、トラウマと戦い、差別と戦い、子供を搾取する大人と戦い
    5歳・12歳・16歳と双子は育っていく

    全体的なテーマっぽい、双子が自分のルーツやトラウマと向き合うというあたりは上手く描かれていておもしろいと思う

    ただ…
    そもそも双子が前世で同時(期)に亡くなったのは何故か
    純粋な少女だったという双子の母ルラヘルが虐待するような人物になったのは何故か
    ルラヘルはヘイビーという人間よりも精霊に近い種族だったらしいが、その種族が滅びたのは何故か
    …その辺の謎が多いというか、もう少し掘り下げてほしかったなと

    • 0

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