5.0
描け、描け、描け!
今回映画化された事でこの作品を知りました。東村先生の後悔の念も痛いくらいに伝わってきますが、この作品は恩師・日高先生への最高の感謝状ではないでしょうか?
東村先生が絵画教室へ通い始める高校生から美大へ進学、地元での就職と日高教室での日々、漫画家となった頃の時間と、ご自身の心の内を全て表現されていると思います。恩師である日高先生は当初は竹刀を振り回し少々乱暴ではありますが、ものすごく愛情深く生徒たちを指導して美大進学や進路について親身になってくれる。そして先生の「その時」が来るまで、「日高先生」であり続けてくれていた。日高先生の最期の言葉、まるで私もその場の隅っこで聞いてしまったかのように涙が止まりませんでした。
東村先生、素晴らしい作品ありがとうございました。
-
0
かくかくしかじか