地下の魔物も本来は我々のためのもの…
地下の魔物って、カカミニセドリの事か、それともまさかアビーちゃんの事じゃないだろうな。
でも、なるほど、この男爵の理屈が、意図がちょっと分かったかも。何も知らないのはお前だけどな、男爵(怒)
アビーちゃんがこんなにも周りの人達に愛されて、今は立派に子爵夫人な事も、
王子や子爵の私兵に刃を向けて、ただで済むわけない事も。
この期に及んでまだそんな口がきけるって事が、分かってない証拠だろう。
そしてそもそも、ただ目が金色だからって(まぁ、魔王の生まれ変わりで特殊能力があるけど(笑))、人に生まれたアビーちゃんをあんな風に蔑み、自分らと同じ人間として暮らさせず、「領地経営の道具」としてのみ生かすような、
そんな残酷な事をできるお前らのほうがよっぽど魔物だって事も。
何も分かってない。
ロングハーストは、ロングハーストだけの価値観で動いてる。
だから、カカミニセドリたちだって人間の子どもの姿に擬態して生まれようが、可哀想に思うことも無く、ただの道具として扱えるんだろうね。
そして、その「道具」を使って何人もの文官たちを殺した。文官たち、館に仕えていた人間たちを可哀想に思ってそのまま雇ってやっていたのにね。
こっちかしたら、人殺しで人でなしの「魔物」ってのはまさにお前たちのことだ。
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愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)
087話
第23話 2