長〜い1週間でしたね。皆様いかがお過ごしでしたか?
「道に迷ったらやたらと動くな!」が鉄則だが、あの敵意と恐怖に満ち溢れた状況では速やかに逃げた方がいい。逃げるが勝ち。じゃないと死ぬ。
襲ってきたゴブリンが、木の根につまづいてコケたドジっ子だったのが幸いだった。
溢れ出る涙をきっぱりと拭い、自身の置かれた状況を冷静に分析·判断し、魔力回復の為のセルフケアも忘れなかった。マクシーは決して甘ちゃんではない。自分の頭で考え、自分を奮い立たせて行動出来る人だ。
森を抜けた先の渓谷の風景が素晴らしく美しかった。マイナスイオンが感じられる清々しさ。だからすっかり騙された。清らかな水辺にいるのだから、美しい青い目の神秘的な白馬は、マクシーに授けられた「聖なる善きもの」だと思ってしまった。
その正体は、よもやまさかの…
てめぇ!魔物だったのか!魔物なら魔物らしいツラしてろ!
聖獣みたいな雰囲気出すな!紛らわしいんだよ!マクシーになんて事しやがるんだっ💢
「マクシー!!」と叫んだ声の主は、間違いなくリフタンだろう。
彼には、マクシー捜索用高性能レーダーが標準装備されている。
しかも、遠征用に長距離瞬間移動装置も携行しているようだ。
さすが出来る男、準備万端!
溺愛する妻の為ならば、たとえ火の中水の中。
なんだけど!
リフタン、まさか、その鎧を着けたまま飛び込むつもり…か?
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オークの樹の下
102話
第102話