5.0
グロいが読みごたえあり
よく人間がこの地球上からいなくなったらどうなるかというテーマで色々な番組が作られますが、結論は人間がいなくなったら地球の自然が再生し美しい地球に戻るということに至ります.寄生獣も「もしこの地球上から人間がいなくなったら‥‥」という問いかけで始まります.そして謎の寄生生物が人間に入り込んで人間を駆逐しはじめ‥‥
主人公の新一も寄生生物に入り込まれたものの完全支配はされず、ミギーと名付けた寄生生物との奇妙な共同生活がはじまります.家族にも友人にも犠牲者を出しつつ、寄生生物と闘いその謎に迫りますが、闘いを通じ、人間とは何か生きるとは何かを哲学的に物語で問われています.寄生生物による攻撃は凄まじく目を背けたくなりますが、それ以上に人間の本性のが恐ろしく感じます.うまく言えませんが、非常に奥が深い作品です.ミギーと新一の心の交流に感動します.
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寄生獣