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男装の強いヒロイン
剣の腕が立つ貴族令嬢が、生きていくため、髪を切って男装し、試験に合格して騎士となる。
そんな男装ものファンタジーがお好きな方におすすめです。
しかも、その強さと中性美を買われて、皇太子に皇太子妃になることを請われます。皇太子は男に女装をさせるつもりでいて、本当の女性であることに気づいていないのが、面白い所でしょうか。
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剣の腕が立つ貴族令嬢が、生きていくため、髪を切って男装し、試験に合格して騎士となる。
そんな男装ものファンタジーがお好きな方におすすめです。
しかも、その強さと中性美を買われて、皇太子に皇太子妃になることを請われます。皇太子は男に女装をさせるつもりでいて、本当の女性であることに気づいていないのが、面白い所でしょうか。
「間違いで求婚された女は一年後離縁される」
→誤解が解けて溺愛されるようになり、一年後も離縁しない、となるのは最初から分かって読むのですが、気の毒な境遇とコンプレックスをもつ健気なヒロインを見守り、応援したくなります。
男主人公の辺境伯は、当初はひどい奴で印象最悪です。姉と妹をちゃんと確認せずに手紙で求婚し、妹でなく姉が来たと分かったときは、「は?君が?」と、人間失格な対応。離婚するには1年かかるので、屋敷内の部屋に離婚まで放置。しかも、性悪な妹に吹き込まれた嘘を信じて、嫁に来た姉を男狂いの遊び女と信じて疑わない。いずれ誤解は解けるにせよ、ひどい男です。
芦原先生の「セクシー田中さん」は、ドキッとするタイトルと大胆な表紙絵で読者を引き込みつつ、読み始めると、女性の生きづらさや、女性の幸せとはなにか、結婚とか何かを考察し、読者に考えさせる骨太な漫画でした。個性的な登場人物達の生き方をこれからも見て行きたかったです。
先生の冥福をお祈りします。
名手よしながふみの代表作といえるでしょう。架空の江戸時代をほぼ全て描く大河ドラマ。史実と虚構を巧みに取り混ぜ、人間の愛と業を描きます。
圧巻だったのは、徳川綱吉の実父が若い頃、人を貶めるために将軍愛玩の猫を殺して、罪を被せた相手を士子に至らしめたエピソードの回収です。老いて、将軍綱吉の父となった後、罪はよみがえり、綱吉の動物愛護政策へとつながっていく様は、虚実混交となって圧巻でした。
ファンタジー乙女ゲームの中に、モブキャラとして転生してしまうのは、よくある設定です。婚約相手を姉が嫌がり、姉の代わりに婚約を押し付けられてしまうのもよくある設定です。
面白かったのは、妹レティシアがぽっちゃり&自信無さげな冴えない婚約者に会って、これは磨けば光る✨と気づき、それから婚約者を育成し、寄り添って自信をつけさせていき、イケメン婚約者に育て上げていくところ。
婚約者、これはヒロインを深く深く好きになるはずです。
ヒロイン遥菜は、会社の同僚男性と結婚予定で付き合い、公私ともに尽くしていたが、夜が気に入らないというだけで、浮気され、彼を奪われてしまう。さらには、浮気相手女に噂話を流され、いたたまれなくなって会社も辞めることになる。
その後、縁あって、取引先企業の御曹司に、家政婦として雇ってもらい、その人柄と仕事ぶりを信頼され、御曹司理人から契約婚を頼まれる。
契約婚の仕事をこなしていくうちに、二人の間には契約を超えた気持ちが芽生え初めて…。
現代版シンデレラストーリー。
美麗な絵です。顔立ち、服装、背景描写も美しいです。画力が安定しているので、安心して読めます。
2度夫を亡くして結婚3回目のヒロインは、半人半獣の公爵に嫁ぎますが、自らを醜いと思っている公爵は、ヒロインを大切にするも、なかなか素顔をヒロインに見せてくれません。
いつになったら公爵はヒロインに姿を見せてくれるのか?
神殿づとめのディアリン神官(ヒロイン)が上司に命じられたのは、戦場で心身傷ついたある勇猛な戦士を癒やし、社交界デビューできるほどの貴公子に仕上げること。それができれば、神殿での出世も約束されている。しかし、戦士の凶暴さは想像の遥か上を行っていて…。
無料話を今読み進めていますが、戦士の目つきも暴れっぷりも凄まじい。落ち着いているときに見ると、貴公子になれるかもな容姿ですが、貴公子になれるまでの道のりは長そうです。
韓国発、韓国を舞台にしていると思われるBLですが、登場人物名も舞台も日本になっています。おかけで、人物名は覚えやすくはありますが、なんだか違和感が多々。居酒屋といえば韓国式焼肉屋だったり、韓国の繁華街が、渋谷という扱いになっていたり。
人物名や地名はふりがな付き漢字表記にしてくれたら、韓国のままで良かったのにな、と思います。
30歳、子育てと家事一色の専業主婦の主人公真琴。旦那は、一切家事育児を手伝わない。さらに、手伝うのを仕事を理由に断って、不倫していた!さらには、不倫相手の女の結婚式の仲人まで引き受けてくる。
この時点で、この旦那、許せません。この屈辱が、真琴がモデルという果てしない夢を目指す原点エネルギーになっていると思います。
色々なところに、あるある、共感できる点が散りばめられているので、主人公真琴を応援したくなります。
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砂時計の契約令嬢