5.0
何度でも読みたい
さいとうちほ先生が、その華麗な絵とストーリーテラーの力で取り組んだ平安古典文学「とりかへばや物語」。グイグイ引き込んで読ませます。華麗な絵の世界にも目を奪われます。そして、1番の魅力は、男装の麗人双樹と、女装の麗人睡蓮の生き様。様々な試練を経験し、乗り越えて、それぞれの想い人と結ばれます。特に、双樹と双樹と結ばれる帝は本当に素敵です。
オススメです!
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さいとうちほ先生が、その華麗な絵とストーリーテラーの力で取り組んだ平安古典文学「とりかへばや物語」。グイグイ引き込んで読ませます。華麗な絵の世界にも目を奪われます。そして、1番の魅力は、男装の麗人双樹と、女装の麗人睡蓮の生き様。様々な試練を経験し、乗り越えて、それぞれの想い人と結ばれます。特に、双樹と双樹と結ばれる帝は本当に素敵です。
オススメです!
絵が美しいです。冒頭の結婚式から、美しい花婿公爵と、白銀の髪の花嫁の姿に引き込まれます。
ヒロインは、紫色の髪をしていますが、それが何故白銀色に変わるのか?
まだ無料連載話を読んでいるところですが、ヒロインがもつらしい特別な治癒の力が完全に発現したら、髪色が変わるのかもと思いながら読んでいます。
繊細な線の絵が儚く、美しいです。
物語も、繊細な絵柄のように、薄幸な姫が他国の皇太子へ嫁ぎ、苛められたり、軽んじられたりしながらも、皇太子を密かに慕い続けます。
かつて、魔法の女師匠だったララと、少年弟子だったアリステア。ララが石像になっていた長い時間の間に、いつのまにか師匠を慕う弟子は、師匠の歳を追い越して…。
大人になった二人の再会シーンは感動的です。
特別な仙女の力がないため、姉のかわりに身代わりとして嫁がされたヒロイン明凛。力はなくとも、医術の勉強は一族の誰よりもしていて、夫に真摯に向き合います。婚礼の日に、血まみれで現れたギョギョッな夫でしたが、意外にもヒロインを大事にしてくれて…。
夫婦仲の進展と、ヒロインの能力の開花が、これから楽しみです。
絵が綺麗で、安定していて、安心して読めます。ヒロインは可愛く、かつ逞しく、現実に足をつけて生きている、力の枯渇した聖女。最近、性格が悪い聖女ばかり目にするので、性格の悪くない聖女を見ると、ほっとします。
転生もので、転生したのは悪役令嬢。
彼女セリアは、シュテルンという特殊な設定の聖なる人で、あともう一人いるシュテルンは聖女。
この聖女、とにかくイラッとします。女主人公セリアの婚約者も奪い、結婚式もつぶしにきます。
ヒロインの虐げられぶりが半端ありません。十分に食べ物も服も与えられず、やせこけて、犯されて
。男装して、なんとか難を逃れていますが…。
あまりの虐げられぶりに、読むのがしんどくなってきます。
話の大枠は、前世で破滅的最期を迎えた貴族令嬢の今世回帰もので、中世ヨーロッパっぽいファンタジーものです。
画力が高く安定していて、安心して読めます。華麗な絵で人物も、ドレスも、背景描写も美しいです。
1番の見どころは、回帰したヒロインが精神的に成長し、夫とすこしずつ心の距離を縮めて関係を育くんでいくプロセスの描写です。共感して読めます。
オススメです!
ヒロインは、実家で酷い扱いをされて育ち、根深いトラウマを抱えている令嬢。結婚した英雄騎士リフタンには、何故か溺愛されていますが、自分が名家の令嬢とは名ばかりの虐待された育ちであることを、夫リフタンにも誰にも打ち明けられません。打ち明けると、大切にされる価値のない女であると思われると怖れています。
それでも、嫁いだリフタンの城の中で、大切にされることを知り、魔法を学び、少しずつ心を開きながら成長していく…そんなヒロインの姿を読者は見守ります。
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とりかえ・ばや