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旦那さん自慢は微笑ましいけど、ウソはよくないぞ。ウソは。
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620位 ?
旦那さん自慢は微笑ましいけど、ウソはよくないぞ。ウソは。
いいなあルース。ドケチで小舅。
おお、ここでついにタイトル「オークの樹の下」出てきたね。
ルースのように、スーパークールに客観的に彼女をエスコートする補佐役、絶妙な配置。現実ではまず稀有な存在だ。
これは読んでてつらいな。愛や優しさだけじゃ駄目なんだってことがわかる。幼い頃から植え付けられたモノのせいで、愛や優しさに飢えているのに、それを信じることができないから、失うことに過剰に怯えて苦しんでしまう。リフタンの心にも何かあるけど、それはあるというより、ぽっかり空いた穴。城も領地も地位も名声も空虚を埋められなかったけれど、たぶんちゃんとマクシーというピースがそこに当てはまるはず。手に入ってしまったら二度と手放せない、唯一無二の。それも少々危ういのだけれど…
「一目見た時からわかっていた」名台詞。
リフタンの目が暗い。思い出すと辛い過去を見ている目。マクシーの目も暗い。嫉妬している疑心暗鬼の目。
2人はとてもよく似ている。
貨幣の単価もわからない…本当に箱入りのお嬢さんだな…豪華なドレスも嬉しいだろうけど、きっとこの花束ほど温かくはないね…
生まれた時から実の親だけでなく世話をする人間たちからもひどい言葉を投げつけられると、どんなに優しくされても、コンプレックスの赤毛を可愛いって言われても、どうしても素直に喜べないで後ろ向きになっちゃうのな…。そしてその傷を誰にもまだ言えないのな。ましてリフタンには絶対知られたくないのな。がんばれ。少しずつでいいよ。
オークの樹の下
020話
第20話