5.0
夫婦について考えさせられる
某所で15話まで読んだのだけど、やっぱりどうしても、カロルを許す気にはなれない。王として国を立て直したい重圧や、使えそうな加護を持つ女性が見つかってうれしかったこと、内気な妻を疎ましく感じていたことを差し引いても、長年つれそった妻に笑顔で「もう興味がないから離婚する」ってのはおかしい。ヴィラが長年受けた教育や努力をないものとし、「最低限の」仕事しかしていないという評価も謝ってすむもの?年金くらいよこしなさいよ、と思う。ヴィラはコミュニケーション不足を反省してたけど、相手が聞かなかったり溜息つかれたら対話が成り立たない。見えない助力はなきものとされることに本気でぞっとした。だって、現実の妻の役目って、当たり前と思われていて、見過ごされるものがほとんどだもの。謙虚だと見過ごされ、うるさく主張もできない。難しいわ。ところで、加護の安定度合いって、加護持ちの人の心の安定度が関係あるんじゃない?幸福度とか。だから今頃失恋とか言ってるカロルは、新しい妻を幸せにするまでは雪が降ったり真夏日を何度も経験することになるんじゃないかな。
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もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活