3.0
子供時代はいいけど
1回目の人生の記憶がある優位性と、そもそも頭がよく非常に優秀なので、子供時代のストーリーは結構面白かった。徐々に、問題解決の手段や考え方が安直というか簡単に終わるというか、セリフがストレートすぎて物語が浅い印象になってくる。
成長してからは、騎士団への入隊試験合格と同時にチームのトップに任命されるけど、実力が認められたというには少々試験の内容が軽い、というか、そんなポジションに任命されることに、読者も納得できない。この子でいいの?それでいいの?とツッコミたくなる。それがセリフのせいなのか、内容のせいなのかは、何ともいえないけれど。
また、彼女の部下になることに納得できない騎士たちに、実力を示すためといって、山で2日もかかるような戦闘試合をするなんて、すぐにでも出発してボイドへ先回りする必要があるんじゃないの?何してんの?とこっちが不安になる。
絵はかわいいけど、戦闘時の動きのある絵は固くて、これから上達されるといいだろうな、という印象です。
とにかく、もっとセリフが魅力的になれば、ストーリーが充実して、読んでいて、満足感の得られるものになりそうだと思った。
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正義なる狂犬の嫁になりました