4.0
いいお話でした。人種と能力でカースト最下層だった主人公。才能は低いけど努力でコントロール術を極めた師匠がその才能を開花し、大魔導士と言われるようになる。それが暴力に利用されるなか、子供時代の記憶がもどり、心の問題で魔力が使えなくなる。差別される側の苦しい鬱屈した重いと、打開するみちのりの苦しさ、完璧とはいえないけどいまよりはましの未来を確実なものにしようという方向性を示して物語が終わる。もう少し先まで読みたくなる、良い話です。
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魔導の系譜