月夜の桜さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全23件
  1. 評価:3.000 3.0

    13話までの感想

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    話としてはうまくまとまっていて読みやすい。
    主人公が義家族に蔑まれていて、御曹司との契約結婚というよくある設定。
    だが、舞台は人間と吸血鬼が共存する世界で、吸血鬼が財閥など社会的に高い地位を占めているらしい。そういう設定はおもしろいと思うが、イマイチ活かされていない気がする。『血の契り』関連以外、ほぼ人間として描かれていて、種族間の問題や争いや身分差とかは描かれていない。
    その『血の契り』が契約婚に至る理由なので、作者的にはそれ以外はどうでもよいのかもしれない。

    気に入らないのはタイトルがおかしいこと。
    タイトルの『疎まれ婚』の意味がわからない。
    御曹司の母は人間との結婚に反対しているが、わりとあっさり条件付きで許す。
    父はまったく出てこないのだが??
    主人公の義両親たちは、財閥の後ろ盾を得られるからと結婚に大喜びで手のひら返し。実の娘の方ではなかったのに、それはいいってのは意外。
    イジワル義妹が恨んでそうだが、そこが軽んじられてあまり描かれていないのはどうかと。この手の王道でいえば、後々なにかするんだろうから、伏線はっとくもんじゃないのか。

    御曹司は全然冷血ではない。
    出会いのシーン、主人公を暴漢から救った時に血の契りによる暴走はあるが、それ以外は品よく紳士的で優しい。
    ただ、暴漢の吸血鬼に襲われてる(血を吸われそう)のを助けといて、血のせいによる暴走としても同じように襲っといて謝罪が軽すぎる。
    主人公も平気すぎる。見知らぬ男にいきなり襲われたら相当怖いし、助けてくれた人が豹変して襲われたというのに。

    主人公がポンコツ。
    両親の病院を取り戻したいのに、奪った義家族の言いなりになってるだけで何もしてない。なぜ言いなりに?病院を奪われたのに恨んでないのか?
    目的や計画があって家に居座ってるようにもみえず、現代的な世界だし、そこで養ってもらわなくてもいいんじゃないのかと思う。
    そもそも、病院を取り戻したいという気持ちも契約婚を持ちかけられた時に初めて明かされるって、物語的にタイミングも遅い。
    契約婚に同意を決めてからは、精神的に成長というか、強くなってる気もするので、要するに雑なんだよなぁ。

    舞台設定や御曹司のキャラはよいし、話のまとまりや大きな流れとしては、それなりにおもしろいので、いちばんはとにかくタイトルが悪すぎ。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    4話までの感想

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    4話までで1つの話が完結したっぽい。
    経済学というと堅苦しいが、カモる側とカモられる側の話として、カモる側をやっつける。
    難しそうなものを、おもしろくわかりやすく伝えるには、最適かつ王道であり、うまく描かれている。
    ただ、最後、カモる側をやっつける部分が雑。
    投資ファンドが別の投資ファンドに投資って「は?」。即席かつそんなものが運用実績になると思ってるとか、客本人がけなしたところかつ年利実績も知られてるものに投資して納得させられると思ってる?かなりアタマ悪すぎだろ。サギ師のくせに焦りや本音を態度に出すとかド素人ですか?運用実績の捏造くらい既に用意されてて当然じゃないのか?今まで嘘の実績も見せずに、その態度で、どーやってダマしてきたんだか。作中の主人公の両親みたいな相当ダマされやすい人ばかりとは限らないし、今どきの詐欺はかなり巧妙かつ口がうまい上、準備も抜かりないと思う。そういうところももう少しちゃんと描いてほしかった。
    情報過多の現代では、納得できそうなそれっぽい理由がつけられたウマイ話があふれ、自分でたいして調べもせず考えもせず、簡単に釣られる人が多すぎる。
    欲を言えば、そういうことを警鐘してほしいし、代わりにやっつけてお金取り戻すのではなく、作中の両親のような情報弱者やダマされやすい人やその家族がどう対処すればよいかということのが大事なのになぁと思う。
    この手の作品にわかりやすさやスカッと感は大事だが、メインの部分が残念すぎて台無し。
    それ以外は、設定も展開もよかったので、かなりもったいない。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    47話までの感想

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    カリアードの正体があかされるまでは、主人公がイケメンイケメン言ってるド天然のちょっとアホな子に見える。前世の普通の女子大生っぽい性格で、転生要素の意味がまだあまり活用されていない。ただ、あまりにもカリアードがさつじんきと気づかなさすぎるのはド天然を超えていて辟易してくる。
    金髪の時はそこまでイケメン言ってないじゃん?とか、皇帝に逆らった貴族は爵位や財産など剥奪で、親族にもそれは及ぶのに、子供が継承するのはOKってあり得ないだろ?とか、そもそも逆らう人の処遇として甘すぎでは?とか、舞踏会の会場にさつじんき来てたら貴族たち即逃げるだろ?とか、大公ではなく大公妃が補佐もなしに政治的なことすべてやるのはありえんとか、ツッコミどころはいろいろある。
    神が出てきて、カリアードの正体が明かされてから、別人がストーリー引き継いで書いてるかのような違和感がある。
    星についての情報が小出し、かつ説明ゼリフでよくわからず。カリアードと神話の中のカリアードがごっちゃになり、地の神の男嫌い設定が消えてるし、なにより、カリアードが主人公に甘々してるだけのフヌケっぽくなってしまって残念キャラになっている。
    ご都合主義要素が気にならず、伏線の回収がスローかつ説明ゼリフでもよいのであれば楽しめるかもしれない。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    91話までの感想

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    シティハンターのがおもしろい。
    グラスハートがリョウに引き取られるまでの前と後では、かなり雰囲気が異なる。
    引き取られるまでは物語がシリアス。グラスハートが主人公。心臓の記憶として霊的な感じで香もよく出てくる。
    だが、引き取られてからは2人が主人公?
    リョウがモッコリした時だけシャンイン(グラスハート)が香に入れ代わりリョウを殴る。シティハンターではお約束のやり取りだが、これでは心臓の記憶ではなく香が憑依してて違う気がする。
    命がけの組織との戦いからアットホームな父娘と仲間の物語に転じ、シティハンターらしさももちろんある。けどそれがシティハンターがメインではないのでなんとなく中途半端。
    これから依頼解決しだすとそれも出てきておもしろくなるかも?

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    16話までの感想

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    画、雰囲気、世界観、表現法、どれをとっても美術品のような美しさと妖しさがある。
    一般的なドラキュラのイメージとはまったく違う。
    最初は話がわからないが、読み進めていくとわかってくる。
    ドラキュラを運んできた船内の様子と、船が到着する街の少女(主人公?)と少年たちがドラキュラに関わる前からの様子の2方向から物語が進む。
    意図的に謎めいた表現も多くあり、いまいちよくわからないところもあるけれど、モヤモヤ感は少なく、ミステリアスな魅力にみえる。
    ドラキュラ自体はまだぼやけた存在に描かれているが、襲われた船内の恐怖感が上手い。
    ドラキュラの恐怖だけでなく、少年たちも奇妙で、二重人格(?)だったり、変な操り人形を使う女性を飼って(?)いたり。
    かなり独特な世界。

    • 2
  6. 評価:3.000 3.0

    3話までの感想

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    つまづいてコケた拍子にキスって…。今どきそんな昭和の少女漫画ネタ…読んでるこっちが小っ恥ずかしくてウケた。もう少し主人公が慌てたり動揺したり恥ずかしがったり、リアクションほしかったわ。
    そのシーンが個人的に衝撃的で他忘れたけど、読みやすい。

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    7話までの感想

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    短編スカッと系によくある、ありきたりな感じ。サクッと読める。この手のカテゴリーで考えれば、よくできてると思う。
    細かいツッコミどころや都合のいい展開はいろいろあるけれど、ポイントは抑えてあり、短編スカッと系と思えば、話のわかりやすさとテンポのよさでカバーできてる。
    それに、全体の軽さや、芋づる不倫とかバカバカしさが、逆に細かいことはまぁいいかという気分にもなる。
    個人的にはもう少しヒネリがほしい。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    12話までの感想

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    初めは、主人公の不幸と転生時の付与スキルの説明。
    主人公は、悪い神に弄ばれて命を落とし、良い神により、さまざまなスキル付与の高待遇にて異世界に転生。
    転生後の話は、主人公が、暴漢に襲われたところを助けられ、前世や神との会話の記憶が戻るところから始まる。それまで無能状態で親に捨てられた不幸さがさらっと語られる。
    ここまでは、スキル情報を始め、文字による情報がかなり多い。
    記憶が戻ったのでスキルが使えるようになり、良い縁にも恵まれ幸せな日常が描かれていく。
    だが、不穏な動きも見え、これから波乱がありそうな予感。

    かなり不幸な部分は過去の話としてほとんどセリフ説明で、主人公自身が気にしていないので不幸感が抑えられ、今は幸せという感じが前面に出されている。
    設定はおもしろいし、よく考えて作られていると思うし、読みやすい。
    が、物足りなさを感じる。
    主人公が元は高校生なのに、転生後、年相応の子どもキャラで、いろいろ気にしない性格が、良くも悪くもな感じ。
    いろいろ付与されたスキルがあまり活かされてなく、優秀さは伝わるがインパクトが薄い。
    設定のわりにストーリーが淡々とした日常。
    これからいろいろ起こりそうではあるが、物語の土台作り部分が長く、面白みに欠けるために、ちょっと飽きてきてしまうのでもったいない。もう少し早い展開か、イベントごとがほしい感じ。

    • 2
  9. 評価:3.000 3.0

    13話までの感想

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    テンポよくサクサク読める。
    主人公が24時間以内に敵側の証人を消すという物語の軸がハッキリしていて、その方法を楽しむ感じ。
    ご都合主義なところもみえ、雇い主の娘が執事をクビにできる権限はないだろうし、家族団らんの場で、婚約破棄される前に辞退して代わりに妹を婚約者候補に提案するが、親が同意するのはおかしい。辞退する時点で一族が罰せられるレベルでは?
    けれども、24時間というタイムリミットが前提として読者に刷り込まれていて、次々と策を進めていく展開の速さもあり、ご都合主義はそれほど気にはならない。
    それよりも、主人公がゲームの主人公に嫌がらせしてきたのは事実で、暴漢に襲わせようとしたのは行き過ぎていて嫌悪感がある。その罪から逃れるための隠蔽なので、手放しで楽しむにはちょっとムリな感じ。
    王太子は裏切りに加えて性格が悪くなり、略奪女のゲーム主人公が性悪で男たらし。主人公は本当に王太子が好きだったし、女性としても王妃候補としても努力してきたし、悔しさや失うものの大きさ、悪役令嬢という設定、そういう同情すべき点は確かにあるのだけれど。
    第3王子以外、全員が性格に難アリなのも、気分的に下がる。
    主人公は理知的で貴族令嬢らしい気高さもあるキャラなのだから、暴漢に襲わせようとしたなんて低レベルな力技より、貴族権限や知的な嫌がらせと、影で相手から仕返しも受けてきて戦ってきたみたいな設定にしてあれば、もっと応援したくもなりそうだし、罪を逃れる隠蔽でもすんなり受け入れられそう。

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    10話までの感想

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    主人公の淡々としたキャラも悪くはないし、ストーリーも読みやすい。けど、なんかいろいろ微妙。
    主人公の鑑定能力は、人の能力や素質を見抜く力であって、育成力はまた別物。なのに訓練生の育成テスト?
    上司である少佐が、主人公に育成される側の訓練生に、主人公のサポートを頼む?国や組織や冒険者のことなど、監視も兼ねたアドバイス役を1人つける方が自然では?
    主人公の鑑定能力が特殊であることも、少佐が本人に直接言えばいいのでは?
    少佐がそういう育成力とかマネジメント力とかを見抜く力に優れ、試しているとも考えられるが、そういう意図を示す描写はない。
    魔物討伐の許可の際、少佐が「冒険者を荷物持ちとして雇えばいい」と言うが、荷物持ちとして?「危険だから」とか「支援魔法の実践訓練として」とかの方がしっくりくる。
    戦えない主人公と支援魔法を学び始めたばかりの訓練生で、初の魔物討伐の危険性を主人公が考えてないし、やはり危険性や準備を説くアドバイス役がいた方が、その後冒険者を雇う(部下にする)くだりまで物語がスムーズにつながる。
    弓術の素質があるからって部下にする?それはパーティー組む感覚であって、部下っていう感じじゃない。部下にするなら何をするための部下が必要なのか、主人公が考えてないので、よくわからない。
    いろいろな点が、あきらかにおかしいわけではなくて、アリといえばアリみたいな微妙な違和感なのでモヤモヤする。

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