3.0
40話までの感想
タイトルや画は有名なので知っていたけど、ストーリーは知らなかったので読んでみた。
史実を元にしていると知ってビックリ。
興味が湧いたので調べてみたら、マリー・アントワネットは知っていたが、フェルゼンやポリニャック伯夫人、ジャンヌも実在したそうだ。オスカルは実在しないけど、モデルはいるらしい。史実にわりと忠実に描かれているみたい。
宝塚歌劇団の華やかで厳かで誇張した感じは、元の漫画もそうだったんだと思い、それにも驚いた。
悲劇的な設定や大げさなドラマチックな表現、にぎやかなギャグテイストなど、昭和感はかなり強いが、物語としての構成、展開とか、障害のある恋や一方通行の恋、悪役など、盛り上がり要素はさすが。
ただ、現代の読者が胸キュンするようなちょっと強引なアプローチとか、ツンデレとか、そういうものはなく、表現に時代の違いを感じる。
ほとんど絡みもないのに、いきなり気持ちだけ燃え上がってて愛してるとか、たいしたきっかけがなかったのに、いつのまにかすごい好きになってるじゃん、みたいな感じが引っかかる。
人物の描きわけがイマイチ。すぐには誰かわからないことも多い。
少女漫画として読むと、ストーリーに深みがなく物足りなさを感じるが、フランス革命、アントワネットの伝記のように捉えればおもしろいと思う。
どこまで史実に忠実かはわからないが、マリー・アントワネットのイメージは変わる。悪女というより子どもすぎただけ。子どものまま見知らぬ土地での孤独と絶大な権力を持ってしまったらこうなるよなぁ。
結婚、あるいは即位するのが遅ければ、大人の女性として王妃としての教養や利他の精神を身につけられたかもしれない。唯一アントワネットをたしなめられる立場だった夫があまりにも不甲斐ないのが、最大の不運かも。
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ベルサイユのばら