4.0
少女漫画の域を超えた作品
ジャンルが少女漫画なのは間違っていると最初は思っていたけれど、読み進めていくうちに少女漫画でOKかな、と思えるようになった。作者さんなどスタッフさん達の発想力に脱帽です。
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10995位 ?
ジャンルが少女漫画なのは間違っていると最初は思っていたけれど、読み進めていくうちに少女漫画でOKかな、と思えるようになった。作者さんなどスタッフさん達の発想力に脱帽です。
悪魔が悪役ではなくて、一部の貴族である人間が悪役、というパターンの作品。悪魔に支えられつつ努力して大成するも、身分や性別差別が横行している職場に辟易して脱出する。そういった環境におかれたヒロインを自ずと応援したくなりました。
ほっこり要素が割と高めの作品のような気がします。研究肌のヒロインとハイスペックな婚約者カップルが頑張る頑張る、のを見るのが楽しかった。
ツッコミどころは結構満載でですが、ストーリーも絵も悪くないと思います。原作も読みましたが、難しく考えずに気楽に読めて良いかな、と思いました。
織田信長は日本史に出てくる人物の中で多分一番好きかもしれないので凄い気になったけれど、思っていたのと少し違ったよかな。
京子ちゃんのような境遇の子って結構いるんだろうなぁ、と思った。気の毒ではあるけれど、この作品のような「逃げ場」があれば、まだ少しだけマシなのかもしれないね。
絵はかわいいし、お菓子たちも美味しそうだし。ヒロインの元婚約者はアホっぽいけれど辺境伯のご子息様は性格やらその他のスペックもよろしいし、で結果オーライってとこかな。
奥さんは全然鬼嫁じゃない気がする。でも優しいところもあるけれど性格的にキツイ姑さんとバチバチやりあえるのは凄いなぁ、と思った。
ヒロインの両親は共に、ずいぶんと自分勝手な人たちだなぁとは思うけれど、ヒロインも幼い子供ではないのだから、世間的には致し方ない、と判断されてしまうのかな。でも、両親たちのおかげでイチジク先生と弟君とも親しくなれたともいえるので、却って両親と距離ができたことはラッキーだったのかな。それにしても、両片思いの恋模様を見るのは、じれったいですね。
ヒロインは癖は強いけれど、毒親の母親のことを考えると、頑張ってきたんだなってことを評価してあげたい。荒井さんも毒家族がいて、その家族に執着している元嫁もいて、で気の毒ではあるけれど、彼自身もヒロインの母親を崇拝しているようなところもあって、ヒロインのことを考えるとあまり評価できず。紫藤さんの方がバランス感覚も優れているし、良いんだよね~。
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俺物語!!