4.0
原作もコミック版も良き作品
評価高めなのも納得、な作品です。思わず原作も読みましたが、またコミック版でより話の内容が深まったことも実感できました。
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11103位 ?
評価高めなのも納得、な作品です。思わず原作も読みましたが、またコミック版でより話の内容が深まったことも実感できました。
人には親切にすべき、というのは性善説に則るもの。実際には善き人たちばかりではなく、利用しつくす悪党が世の中には存在する。心優しき主人公が悪党から搾取されつくしていた状況から解放されて、真の実力を発揮していく物語ですね。個人的にはエルフの王様が好きなキャラかな。
TLっぽい少女漫画が多い中、ザ少女漫画っぽい作品ですね。実際にアイドル大好きで、推しのアイドルなどが現実にいる読者さんにとっては、まつりちゃんの状況は羨ましいだろうなぁ、と思いました。
よくあるパターンで、厳しい師匠に師事したからか自己肯定感低めで、前にいたパーティーでも良いように利用されて捨てられてしまった主人公。でもそのパーティを追い出されたことで、実力を発揮していく。彼の成長過程を見れるのも良いですね。
元カレや水島と雛はヒロインに対して結構酷いことをしたにもかかわらず、彼らの罪に対して罰がほとんど無いのが納得いかない、と思う読者もいたのではないかな、と思いました。
純粋培養で自分の家を将来的には守って生き抜くことが必須であると考えている女の子と、当初はお金で縛られて彼女の家を将来的には支えることを義務付けられていることに抵抗を感じ自由でありたいと願う男の子では、結婚しても将来的には色々大変だろうなぁ、と危惧してしまいました。
自分の父親の仇とする男性の娘の家にまんまと入り込み、ハウスキーパーとして働く恭介。自分も父親もいわゆる裏社会の人達。一方、ヒロイン親子は共に記者で父親は社長、娘であるヒロインは編集者。で、ヒロインは恭介の協力を得て、自分の父親の不正を暴く。結構面白いストーリーだと思ったんだけれど、なぜか薄っぺらく見えてしまったのが残念。
短編集はサクサクと読めるから割と好きです。悪役令嬢も悪役と言う割には読み手側からすると悪党ではなくて、そういう風に周りからさせられてしまった気の毒なお嬢さん、と同情しつつも最終的にそれぞれ幸せそうなので、ほっこりしました。
主人公たち二人の気持ちの揺らぎを読者は見つめることになるけれど、結婚って家と家との結びつきがあるから、家族が存命していたり、絶縁状態でなければ、相手の家族とのかかわりも出てくるし、そう単純な関係では無くなる。そういった諸々のことへの学びを、この作品を通じてあらためてできました。
ドラマ化されているのも納得。結構骨太の良い作品だと思う。自分の仕事へのモチベーションが家族殺害の真実を知る、ということなのでテーマは重いけれど…。
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どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。