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血がつながっているからこそのライバル
血がつながっているから仲が良い、というのは理想的だけれど、実際には血がつながっているからこそ強力なライバルになりうると思う。まさにヒロインたちはそういうパターンで、敵扱いしあう仲になる。兄が気持ちを早めに切り替えてくれたことが、ヒロインにとってはラッキーだったかな。
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10967位 ?
血がつながっているから仲が良い、というのは理想的だけれど、実際には血がつながっているからこそ強力なライバルになりうると思う。まさにヒロインたちはそういうパターンで、敵扱いしあう仲になる。兄が気持ちを早めに切り替えてくれたことが、ヒロインにとってはラッキーだったかな。
子供のことを所有物扱いしている親って結構多いと思う。親自身も気の毒な状況だったりするんだろうけれど、子供の側から見れば、受け入れ難いよね。
義理の母親や姉妹からいびられるのはシンデレラみたいだし、結婚した夫が人間ではないという点では美女と野獣みたい、だけれど、この場合の野獣は人間の姿にもなっていることもある。いずれもヒロインは気の毒な境遇ではあってもメンタル的にはタフで、この作品もある意味そうかな。ということで、読者はヒロインとその夫を応援しちゃうシステムにはなっていると思う。
いやぁ、アンセルとグレイスが結婚式前に、グレイスがアンセルのところにお忍びで出向いてHをするシーンが結構エロ全開だった印象が強いけれど、二人が幸せそうなのが何より。
ヒロインが虐げられてきたからこそ、その後の人生が好転していくことに読者が満足感を得る。まさにこの作品そのもの。若様も一家の長たる者なのに、人を見る目が無さ過ぎで、リーダーとしてはダメダメだなぁ、と思いました。
主要な登場人物が美しいので目の保養になる。そしてヒロインのステラが性格が優しく思いやりのある良い子。養父母も義妹も、現時点においては良い人たち、なので家族に虐められて追い出されてきたのではない。一方、吸血鬼のラビは孤独と己とずっと闘ってきた人。ラビに血を吸われても、あまり問題が無いステラとラビの今後の関係性が気になります。
よくあるスパダリとの政略かつ代理結婚で、最初は好意を持っていなくても、お互いに愛情を感じる様になっていくパターン、かな。結果オーライだね。
とりかへばやとか輝夜姫など、時代考証がきちんとされている良い作品を生み出されておられる作者さんの作品なので、楽しく読ませてもらいました。絵が綺麗なのも好きなポイントです。
オタク女子がハイスペから溺愛される系の作品って結構あると思うけれど、心獣っていうのは初めて見て、面白いな、と思いました。
お嬢様と護衛の溺愛っぷりを見せつけられる、だけでなく護衛の闇も垣間見える謎展開です。もしかして、お嬢様の両親は護衛によって殺されたの?と読者に思わせている。今後、護衛の心の闇が明かされていくのが楽しみです。
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悪女にされた銀の聖女は二度目の人生で溺愛される