3.0
本当の宝石クラリス強く優しいジーン幸せに
虐げられ、身代わりで嫁ぐ妹と不器用だけど、強く優しい辺境伯の話。最初は、またよくある話だなと思って読み始めたけど、少しずつ話の奥にまだ何かがあるんじゃないかと思えてきました。主人公は優しく可愛く、薬草の知識があり、それが人の為に役立ちそう。辺境伯はただ強く優しいだけでなく、主人公の話を聞いて尊重してくれる人のよう。そして隣国との和平が…とか領民の事を考えて…とか話に出てくる。今の所登場人物は、家族以外はいい人のよう。ジーンの部下であり友人達もいい感じの役回り。ただ気になるのは、絵です。私がずっと前に見た絵っぽくて、ところどころ、うーん?と思う所があります。シドは何歳設定?10代でしょうか。お付きのメアリーとシドの関係は何かありそう。メアリーは、主人公のお付きになった過程も何かありそう。そして今私が思うのは、実家と主人公の関係。もしかして実は本当の娘ではなく、お世話になった高貴な方の忘れ形見で、もしイミテーションのアクセサリーを付けていたとしても、内から醸し出される雰囲気で本物に見えてしまう。姉に無理しても宝石を与えてたのは、着飾るようにして妹に負けないように。イミテーションの話が出てきてたのは、このことを言いたい為だったとか。なんて考えてます。
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身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される