ここ数話…爽・瑠衣、親たちと本音の話し合い(ぶつかり合い)があり見入ってしまいました。
特に爽と瑠衣…身体も心も痛々しい。
それぞれが苦しみを抱えて生きて来たことが強く伝わりました…また率直に瑠衣の泣き叫ぶ姿、その感情を引き出し、受け止めた爽にもぐっときました。
冷静になると、何らかの事情で子どもと生き別れた親たちの“その後の生活(再婚や子どもの有無等)”を子どもに話すこと、子どもが知ることの難しさを考えさせられます。
この作品では、根底に家族関係の複雑さがあります。子どもたち(爽・瑠衣)は、家族について自分たちで調べたり…人伝に聴いたりして、結局、一部事実ではない形で伝わったこともあり、それが彼女たちをより苦しめたように思います。しかし、この親たちの事情が事情だけに子どもたちとしては、聞いて良かったのか…どうか…(読者としては真相がわかったので、少しすっきりしたように思いますが…)
さておき…親たちが対面を果たし、ついに真相が明らかになったところで、どう納めて行くのか気になります。
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ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~
109話
Episode 51(3)