最後の「遠くを見る」は彼等の将来、未来の事で、社会に出た時につまずかないようにいろんな角度から見て、必要なトレーニングを組みこんでいるんだなと思いました。
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最後の「遠くを見る」は彼等の将来、未来の事で、社会に出た時につまずかないようにいろんな角度から見て、必要なトレーニングを組みこんでいるんだなと思いました。
この作品の背景に度々草花が描かれていて時にそれらは2人の言葉にならない想いをサポートする役割を担っているのではないかと想像して見ています。
例えば前々回のリフタン帰還時にはマクシーが熱烈にお出迎えしてましたが、その時は白薔薇に包まれていました。白薔薇の花言葉は「純潔、相思相愛、深い尊敬」でした。
そしてこの回で印象的だったのは、マクシーを呼び寄せた時のリフタンの頭上にはどんぐりが飾られていました。どんぐりの花言葉は「永遠の愛」。
リフタンが今ここにいるのはマクシーの為であり、マクシーも同じくリフタンの為にここにいる。
そんな2人が手探りで愛を育てている美し過ぎる光景は、花を添えるという形で魅せられていて、ますます引き込まれてしまいます。
私の一個人の感想なので、もっと他に意味があるかもしれないし、その逆も然りですが、そんな風に深読みしながら今後も読み進もうと思ってます。
良い人たちの出会いでここまで変われた。本人の努力も相当だったと思うけど、周りのサポートがいかに大事か改めて気付かされました。
同じ家庭で育っているのに弟さんと妹さんは真当に生活している。なぜこうも違うのか。
20代の頃に手を出した薬で50を過ぎた今でもその代償を払ってる。
この世に産まれた時点で終わりが来る事は決まっていて、その命をどう使おうが本人の勝手だけど、赤ん坊から本人が自立するまでの間に周りの大人がどんな風に関わってきたかで、その後の人生の選択肢の幅はかなり決まってしまうような気がした。
凄いスピードで医療も含め様々な技術が発展している中でこういった隔離された社会の中でそこだけ時が止まったような生活を過ごしている人達がいる。
先進国と言われる日本だけど、何か不都合なものに目を向けないところがあって置いてけぼりになっている人達がいることが、いつまでも、幸福度の上がらない国にしているんではないだろうか。
こういった行き場ない子ども達や若い世代の人達を生み出したのは一体誰なんでしょうか。
そんな事を考えさせられる回でした。
押川さん、実在する方ですが、この回を読む限り相当の決意を持って立ち上げられた会社だということがよく分かりました。
口に出すのは簡単ですが、実際傷つけられてもひるむ事無く続けていることはほんとに凄いことですし、誰にも真似できないことです。
自分の罪の重さを理解できていないから、ここに来た意味も理解出来ないのは必然。
徳重先生はほんとにどの科の病気も詳しい。
とりあえず様子見てみたいなことはなく、診断の見立てが早い。
それにしても訳あり親子っぽいな。
意を決して行ったのに、役所の一言一言に絶望させられる。
ケーキの切れない非行少年たち
040話
第20話 遠くを見る(2)