5.0
自己犠牲の末に
ベアトリスに助けられたリリアンは、自己犠牲の塊。
ベアトリスが好きな人と駆け落ちするのを助けるために、彼女の政略結婚先に身代わりとして嫁ぐことに。
ベアトリスの父親も誰もその計画を知らぬまま。
目と髪の毛の色が一緒だから、まずはバレないと思っていたけど、リリアン自ら自分が身代わりであることをしゃべってしまう。
でも嫁ぎ先のテオドシウスは彼女を守ろうとする。
それが知らない感情であることを気付きなから。
ベアトリスがリリアンに近づいてくるのは、リリアンとすり替わろうとしたからかと思ったら、テオシウスを亡きものにするためだったとか。
ベアトリスの駆け落ち相手は占い師とか言いつつ、死んだはずの王子だったとか。
加えて2人の出生の秘密も出てきます。
それを知るうちに、リリアンの扱いをどうしたらいいのか考えるテオシウス。
自分のそばにいれば、消されるだろうから。
いやいや、離別しても秘密を知ったものとして始末されるでしょうね。
色々伏線もあって、まずまず楽しめました。
原作があったら読んでみたいです。
探してみようかな。
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元奴隷の身代わり姫は、冷血王子の花嫁になって溺愛される