5.0
健気だ。
菊子は醤油屋の娘。
両親が事故で亡くなったので、叔父が継いでいるその会社。
その叔父の嫁と娘に虐待されているけれど、健気に頑張っていた。
叔父はいまいち赤字の多い醤油屋を立て直すための融資を受けるために、借金部分を加工工場に押し付けて別会社にしていこうと考える。
加工工場は潰してもいいという考えだ。
でも菊子は両親が大事にしてた、従業員もいるこの工場を閉めたくない。
なので、醤油屋に融資をしてくれた商社の社長に頼んでみることに。
彼は融資に条件を出す。。
菊子は潰さないために売り上げを上げるために、奔走していく。
その姿に打たれる商社の社長、神崎。
菊子が虐待されていることも、嫁と娘が無駄使いをしていることを知って、神崎は菊子の見方を変えていく。
この叔父さんが醤油屋を継いだのがよくなかったんだよね。
画家になりたかったらしい。
もし画家になっていたら、嫁や娘がこんないい生活送ることできていなかったでしょうね。
こんなボンクラの叔父さん、画家になっても大成しないよ。
ちゃんと感謝してほしい。
さて、菊子が工場の社長になってから、売り上げが伸びて融資を受けられるようになったのと反対に、きっと醤油屋は落ちぶれていくと思う。
いっそのこと、菊子が全部を取り仕切ったほうがいいんじゃないかな。
神崎も融資の条件にするといいよ。
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薄幸令嬢は氷の若君のお気に入り~こぼれた恋は涙色~