あらすじ

孤児であるメアリーは、他人の髪色をコピーできる特殊能力を授かったことをきっかけに、ある人に雇われることに。その日から厳しい淑女教育に耐え、気づけばグランベルグ王国の末王女・レオノーラの影武者兼侍女として忙しい日々を過ごしていた。そんなある日、セブスブルク辺境伯嫡男・アルベルトがレオノーラの婚約者候補として決まったが、どうしても王族と結婚したいレオノーラはメアリーに、自分の影武者として彼に会い、そのうえ婚約破棄のために瑕疵を探すよう命じる。“レオノーラ”としてアルベルトの前に立ちながら欠点を探すメアリーだったが、彼は想像以上に優しく誠実で……!?不遇な少女と無骨だけど誠実な辺境伯嫡男が織りなす、王道・身代わりシンデレラストーリー!

みんなのレビュー

4.0

2025/02/20 15:25

使用人は辛いな……

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配信中全て読みましたが、我儘な王女に散々な目に遭わされてしまった侍女のメアリー……気付いていても誰にも何も出来なかった事だけど、多分侍従だけではなく王様も気付いていたのだろうな。そうでなければ婚約者候補のアルベルトの処分が「わざわざ不貞を装って辞退」で済む訳ないし……
しかしアルベルトは本当に自分と楽しく過ごせていたのが「ずっと王女に扮していたメアリー」だと一瞬にして理解してしまった……メアリーだけでなくアルベルトも、本当の気持ちに気付いたようだね……
きっとこの二人はそのうち再開して幸せになれるでしょう。ひょっとしたら侍従がそのように手配してくれたかも知れないね。身分の違うメアリーに謝罪してくれたぐらいだから……
もうどうでも良いが、隣国のセドリック皇子は元々政治的に王女に近付いて来た人。メアリーが努力を重ねてイメージアップした王女の功績も彼には都合の良い物だと思うけれど、本物の王女がいつか化けの皮が剥がれた時に王女が望むような関係を維持できるのかな？とにかく好みのイケメンの皇子様だから気に入っただけで、それ以外は頭にないようなので……(彼に相応しい人になる努力も全くしてないようだし……)
先行きは大体想像が出来ますが、配信されたら見届けたいと思います。
スリルもあり侍女ならではの友情も赦しもある素敵な面もありますが、感動を呼ぶ程ではないので星は４つにします。

by グミーノ