3.0
遠回りって。
皇帝に愛された母が冤罪を着せられて殺されてしまったから、その敵討ちをしようと、閉じ込められた20年間ずっと演技してきた。
馬鹿なふりをして油断させていたのだ。
このトランプ帝国は、かつての輝きを失ってしまった。
予言通り、母を冤罪にかけても、変わらなかった。
それは娘のオセリアが神に選ばれし者だったから。
彼女を粗末に扱っているのだから、良い方向に向かうはずがない。
結局、水の確保のために、ジャルディン王国にオセリアを送ることに。
馬鹿なふりをしていたけど、彼女の能力は帝国の皆が思っている程度ではなかった。
それに気がつかなかった父でもあるトランプ帝国の王。
それに気がついた、ジャルディン王国の王。
しかし、この帝国の王様は、、クズだね。
イリーナや侍女たちも然り。
自分の立場をわかっているのかしら。って思う。
水が欲しいのは帝国の方。
それなのにオセリアにこんな仕打ち。
交渉ができなかったら、どうなるのか、わかっていないのか。
普通の人間なら壊れていておかしくないでしょうね。
それだけ敵討ちの気持ちが強いってこと。
フェデリウスに面倒を見るようにと。
きっとジャルディンの王は全てわかっているのでしょう。
この国に来てアクアの力が強くなったと言うことは、オセリアの母の国だったりするのかな?
胡散臭いけど、王は味方になってくれそう。
フェデリウスは理解しようとしてくれてるから、よかった。
とにかく、毎日無料話が多いので、のんびり読ませていただきます。
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屋根裏部屋の皇女様