普通、こういう時は心を開ける親友というのがいて、
それは同性か同性同様の友達だと思うんだけど、
残念ながらセレスティアには「友人」がいない。
チェス仲間の伯爵が名乗りを上げてくれたのは、むしろ良かったね。
ルースに何をどう打ち明けたら良いのかアドバイスしてくれるかもしれないし、
もしかしたら社交界のツテであの嫌な若い医者の居場所も解るかもしれない。
いずれにしても、「妊娠」の二文字で頭が一杯のセレスが、それ以外の、例えばチェスのような世界が自分にはあった事に気が付けば、身体も心も楽になるかも。
そしてチェスをやるうちに、子供の頃の楽しかった親友がルースであることを思い出すかもしれない!
-
22
5度目の政略婚は、私を憎むあなたと
047話
動き出したマリオネット