暁人が何を信じ、何を廃するのかそれは分からない。
人は感情の生き物で、いま暁人は自分の愛している人に大きく傷つけられたと思っているから。
だからこそ今だからこそ、智之が何を思い何を信じ、何を知っていったのか。
その為にどう行動したのか、先代暁人の父の裏切りも含めて嘘偽りなく暁人に話すことが
今、智之に出来る最大の誠意なのではないのか。
このまま暁人を騙したような形で生きていくより、暁人が真実を知ることに依って傷つく方が
桂木智之と言う男の誠意と心情を示せるのではないのか。
暁人が何を信じ何を捨てていくのかはそれこそ暁人が決めることだと思う。
いまそこから智之が逃げてしまえば、この先誰の言葉も信じらない
ただ冷徹な男になってしまうのではないのか。
暁人をそんな男にしたくて、先々代の庶子であることを誰にも告げずにいたわけじゃないだろうに。
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憂鬱な朝
038話
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