お互いにこんなに好きなのに
親の身勝手で離されるってどんなに辛いことなんだろう。
琥珀の神経がちゃんとまともに動いてることが奇跡で
本当なら投げ出したくなるだろうに。
子供は琥珀は母親の物じゃない。
それは口では簡単に言えるけど、私だって17で父を亡くした時
もう少しで結婚させられるところだった。
その時に彼が居たわけでは無いけれど、自分の計り知れない所で
勝手に話が進んでいくのが本当に怖かった。
親戚中で集まった中で出た話だったけど、
その後母が正式に断ってくれたから今の私が居る。
私の話は昭和末期に近い所だけど
令和の時代になってもこういうのは現実にもあるんだろうな。
このまま琥珀と疎遠になってしまうのだろうか。
ツラすぎて悲し過ぎて、きっと宵にも琥珀にも掛ける言葉なんて出て来やしない。
(長くなってごめんなさい)
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うるわしの宵の月
112話
第37話(3)