5.0
あなたなど要りません
タイトルを↑に変えた方が良いくらい、旦那がパスってる。
旦那は騎士としては腕が立つけど人間としては欠落があるタイプ。幼少の頃、父親に「愛した女性を一生愛せ」と言われたことを守るために、愛する女を優先して政略結婚したヒロインを道具扱いした。なんでやねん。
旦那はスラムの少女に惚れて、少女を買った土地の顔役の息子を切り捨てて少女を攫い、そのまま自分の妻にしようとする。少女は報復を恐れて帰れないし、暮らしが楽になったのは事実なんで愛人として暮らす生活を受け入れる(つまりこの二人、認識に差がある)
旦那は少女との結婚を認めてもらおうとするが、最下層の娘との結婚は認めてもらえないので、仕方なしに貴族女性と政略結婚することにする。役目上の妻には当主夫人としての仕事は当然してもらうので子作りも身籠るまではするし、当主の仕事も全部押し付けて、自分は愛する少女との夫婦生活()を満喫する。
ヒロインは命の恩人である旦那に惚れて、事故物件であることを承知で嫁いできたけれど、想像を絶する冷遇を受けることに。まさか形だけの妻としても見られないとは思わなくてぇ…
旦那からの愛を求める内にヒロイン自身もヒスった挙句に旦那との繋がりである息子を過干渉で追い詰めてしまう。
でも息子は出来た子なんで、母親が苦しんでるのは父親のせいだと理解してるから、母親の期待に応えようと頑張り過ぎてしまい窶れ気味に。
息子が期待通りの姿でないことにキレる旦那がヒロインに手を上げる→息子が母親を庇う→自分に逆らう息子に旦那がキレて無礼討ち→母親が息子を庇って斬られる。
「あんなに酷い仕打ちをした母親失格だった私を庇ってくれた優しい息子…ごめんなさい、私が間違っていた。次はあの子のために生きるわ」(意訳)
愛しい息子を幸せにするために、優しい義父母と義弟に支えられながら、今度こそ良い母親になるために努力するヒロイン。
実はヒロインにずっと片思いしていて、実の兄の仕打ちに我慢ならない義弟。
母親と叔父が大好きだから、二人を悲しませる実父に思う所がある息子。
旦那が当主の仕事を一切しないくせに立場だけは手放さないから、親子三人になれない二人と一人の話。
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あなたの愛など要りません