5.0
短編集ですが密度は凄い
かなり重い表題作や、明るい描写で酷い話等いろいろ入った短編集です。
その中で「帽子物語」がとても良いお話なので、これでシメると読後感が良く救われます。
最晩年でも短編でこれだけ描けていた、三原順の早逝が惜しくてなりません。
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1
1191位 ?
かなり重い表題作や、明るい描写で酷い話等いろいろ入った短編集です。
その中で「帽子物語」がとても良いお話なので、これでシメると読後感が良く救われます。
最晩年でも短編でこれだけ描けていた、三原順の早逝が惜しくてなりません。
名前が同じですがムーンライティングのDDとは別のダドリーのお話。但し、生い立ち等の設定は近しいのでパラレルワールド的な話でしょうか。こちらはファンタジー要素はなく、重苦しさや作中の問題も一段上です。
最後もダドリーはともかくこの子はこの後も簡単には救われないな、と感じる登場人物も残っています。
但し話は密度の濃い中でしっかりまとまっています。余韻を感じさせるのは三原順の特徴ですね。
これも傑作だと思います。
初期は古すぎて読みにくいかもしれません。家なし子の4人の少年が誰にも頼らず寄り添い旅を続けて生きていこうとする中、最終的には人の中で普通に暮らしていくだろう希望を感じさせて終わる話です。
あまりにいろいろあるので説明しにくいですが、とにかく読んでみてほしい、としか言えませんね。二十代の若い女性が描いたとは思えない人間描写の密度です。
三原順の話は重く辛く心を抉りますが、この話は最後はハッピーエンドだと私は信じています。
十字軍の話ですが、叔父の若い妻である叔母への恋慕が消えない未熟者と戒律に厳しい男と間に入るでもなく上手く立ち回れる男の三人組の珍道中、的に描かれているので楽しく読めます。時代考証や背景はしっかりしていますが、そんなことを気にしなくても普通に面白いです。さすが青池さん、といったところですね。
アルカサルの番外編ですが、昔の連載が止まっていた頃に描かれていたので絵柄や雰囲気は当時に近いです。
アルカサル本編のファンならぜひこちらもお読みください!
「エロイカより愛をこめて」の少佐の部下、Zくんのスピンオフです。ぺーぺースパイが非情な世界で懸命に生きていく話で、かなりハードボイルドですし悲劇的エピソードも少なくありません。エロイカ本編ではややギャグ寄りですが、少佐たちの生きる世界は本当に命懸けで厳しいものなのだと思わされます。
また、少佐が実際はとてもいい上官であることが見られるのもいいですね。成長していくZくんを応援したくなります。
ドン・ペドロの物語と同時代で、最初彼もゲスト出演します。主人公のファルコは強い騎士だったけどある出来事(台詞なしですが作中に出てきます)で命を奪う騎士を辞めて修道士になります。当時の修道士は頭頂部の髪をそり落とすのですが、ファルコはある理由でそれが免除されていますw
イケメン修道士と周囲の人々のあれこれが時にギャグあり、時に非情なドラマありで描かれています。アルカサルがお好きな人なら読んで損なしと思います!
後付けながら「エロイカより愛をこめて」の少佐のご先祖であるティリアンの若い頃のお話です。美麗な絵と彼の残酷な生き方が「七つの海七つの空」より上でとても面白いですね。自分がどれほど身勝手か全部承知の上で他者を踏みつけ、理想を追い求めていくダークヒーロー。魅力的だと思います。ただ、基本的に彼と関わる女性は皆酷い目に遭ってるので、その辺りは承知の上でお読みください。
途中で原作者が亡くなるというアクシデントがありつつ、作画の方が最後まで描いてくださったことに感謝です。
登場人物が当たり前ですが非常に多いけれど、しっかり一人一人が人物として描けてて特に曹操は本当に魅力的です。
最終回は泣けます。
ひとゆり峠同様不思議な力を持つ青年が絡む時代劇ですが、こちらはヒロインが明るくたくましいラブコメですw
なかなか大変な展開もありますが、終わり方にほっとしました。山口先生の話はビターエンド系少なくないですからね。(それも魅力の一つではあるんですが)
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夢の中 悪夢の中