5.0
自分に正直に生きるのは大変
姉との修復不可能な溝を抱えたまま、姉の遺児を勢いで引き取ることになり、必死で同居する姿がリアル。
自分で決めたことだからと、投げ出すことも出来ず、手探りで姪の成長を見守っていくうちに、少しずつ槇生自身も変わっていく。
読んでいると、それぞれの立場や感情の変化を疑似体験しているような気がする。完結したときは小説を読み終えたのと同じ気分だった。
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違国日記