4.0
前向きな神官と大型狂犬のギャグ
戦争を終結に貢献したが終戦後はお役目終了となった人間兵器の8部隊。
勝戦の立役者として領地と爵位が与えられるが、兵器として鍛えられた為見た目も中身も狂犬。
そこで彼らを治療し貴族に相応しい人間になれるように訓練せよと神殿に命令がくるが
「戦争後遺症で苦しんでいる人を手助けする仕事」と騙されてディアリンは派遣される。
凄い豪華なお屋敷でディアリンを待っていたのは大型狂犬のケレス。当たり前だけど超筋肉男。
悲惨な状況なのにディアリンが凄く前向きでケレスもたまに捨てられたワンコみたいになるし
二人のやり取りはコメディっぽくて笑えます。
まるで人馴れしていない大型犬の訓練みたいで少しずつディアリンに懐いて行くケレス。
来た日は広いお屋敷の両端のそれぞれの部屋で寝るのにディアリンの呼吸音がうるさくて
眠れないと文句言っていたのに、ディアリンの隣のピンクでふりふりの部屋をあえて選んで
呼吸音が聞こえてもケレスは眠れるようになるからすごい進歩。
ただ気になるのはケレスに会いたがっている3番目の皇后とその息子の王子。
なんで元人間兵器のケレスに興味を持っているのか?
もしかしたら、ケレスが覚えていない自分の過去に何か謎を解く鍵があるのでは?
ディアリンはかなり強い神聖力が使えるので、とりあえずイケメンで素晴らしい肉体美のケレスを
社交界デビューできる紳士に変身させてくれるんだろうけど、腹黒皇后の企みがありそうな予感です。
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狂犬な彼を貴公子に変えてみせます!