普通の叔父と甥でもかわいいものだけど、こんな経緯があったのなら、甥の死に責任も憤りも感じて頑なになるのも当然だな。
ただバネッサは潔癖で頑固で、融通がきかない。そこがいいところでもあり、短所でもあるよね。
確かに公王に土下座させるなんて絶対にできないと思うだろうけど、その為に足を失ったと後で知る公王の気持ちは?
ここで足を失っても生活が困難になり、皆を悲しませ、公国は騎士を一人失い、残るのはバネッサの自尊心だけだ。大事だし立派だけれども、今は優先度が違うのでは?
ひどい要求をされることになってもまずは足を治して、身体を万全にしてから公国が帝国の影響下から抜ける為に尽力することが、結果的に公王や甥のためになるのでは。
その為には、神聖力を利用してやるくらいのつもりになってくれるといいんだけど。
-
0
優しいあなたを守る方法
037話
第37話