うそでしょ? カイテル。
やっぱりそうなの? 捨て身でリアを助けに来たの?
ここまであまりにもいつものカイテルだったから、何か策が用意してあって無事に逃げられるんだろうと思いつつ、リアを不安にさせない為なのかもとも思ってた。
でもなんだかんだ、ドランステやアシシが助けに来るんだよね? そうだよね?
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うそでしょ? カイテル。
やっぱりそうなの? 捨て身でリアを助けに来たの?
ここまであまりにもいつものカイテルだったから、何か策が用意してあって無事に逃げられるんだろうと思いつつ、リアを不安にさせない為なのかもとも思ってた。
でもなんだかんだ、ドランステやアシシが助けに来るんだよね? そうだよね?
前回あんまりシリアス展開にならなくてずっこけたんだけど、今回は緊迫した展開になってしまった。
まあそんな中でも心の声は通常運転のリアなんだけども。
カイテルのことだから他にも策は用意して来たんだろうけど、ここを抜け出すまでは一人で戦わないといけないんじゃないのかな。
リアを不安にさせない為にいつもの態度だけど、やっぱりそれなりの覚悟で一人で乗り込んで来たのでは? (人質を連れてきた従者はいたけど。あれ?そういえばあの騎士どこ行った?)
そういえばカイテルも従者も、武器を取り上げられてなかったのはなんでなの? 呼び出されたんじゃなくて、自ら突入して斬り開いて来たの?
こんな時に、こんな時だから?リアの感情はなんなんだろう?
嬉しいとか安心じゃなくて、予感···時間が止まってくれたらって、カイテルに守られて二人で居たいってこと? なんか親子というより恋愛感情に気付いてしまったみたいに見えるけど、まあそうじゃないよね。
この作品史上最大のピンチで、最大のシリアスシーンになるんだと思ってたのに。カイテルがリアを救うために命を差し出したりして、リアの心の声もさすがに悲痛なものになって、二人の愛を目の当たりにするんだと信じて疑わなかったのに···
全然そうじゃなかった(笑)
まあ第六皇子の動向はずっと探ってたんだし、数年に一度仕掛けてきたりしてたから、油断はしてなかったんだろうけどさ。
それにしてもカイテルがカイテルすぎて、今まで見られなかった必死な父の顔を見られると思ってたのに、裏切られた気分だわ。それなのにカッコいいっていう。ずるいわ。
それにしても第六皇子の母君は、アグリジェントに残ってたわけじゃないよね? 人質になるのは目に見えてるのに置いていかないよね?
ってことは、国外を探して居場所を把握してたってことか。さすがカイテルとフェルデル、抜かりはないわね。
カイテルの政敵なのは知ってたはずだし、目の前の本人がそう言ったのに、なんでリアは目的がわからないのかな。政敵ってそういうことでしょ? 政権奪還?の為にリアを取引材料にすることくらい、この年にならなくてもわかることでしょ。フェルデルから何を習ってきたのか···
そしてこの伯父がこれだけの年数静かにしてた理由はそんなことなの?
カイテルのリアに対する愛情は大きくなるにつれて増していったところはあるけど、かけがえのないものと自覚してからは、命をかけて守ろうとするのは変わらない。リアが美しくなったからそうするわけじゃない。
そんな理由で大事な年月を待機に使ったなんて、愚かすぎる。
そりゃ準備はできたかもしれないけど、簒奪直後のゴタゴタは落ち着いて、国は建て直されて政権は強固なものになってしまうし、何より自分が年を取ってしまう。うっかりその間に命を落とすようなことになったら、死んでも死にきれなくない?
そしてリアの近辺、王宮の中にこの人と通じてる人がいるということだよね。それも恐ろしいけど、このあとリアを使ってどうやってカイテルに帝位を渡すよう迫るんだろう。
ところでリアの動向はわかってたはずなのに、なんで家出中の警護がめっちゃ手薄の時を狙わなかったんだろ。まあ結果拉致は成功してるから関係なかったんだけど、カイテルが近くにいた方が都合がいいのかな。
リアはまた、カイテルが助けに来てくれるか自信がないとか例によって思ってるけど、どうして愛情を確信したのにまたそれを失くしたりするの? 情緒不安定なの? これ以上確実なやり方はないって自分で言っていながら、矛盾してない??
家出したら必死に(普通の人の必死とはだいぶ様相が違ったけど)探しに来たじゃない。あれ怒ったからだと思ってるの?
自分を助けるためにパパが危険な目に遭うんじゃないかと心配するのが普通だけど、パパがカイテルだとそういう心配になっちゃうのね···そこはなんていうかある意味信頼だよね、強いから(笑)
でもねリア、ほんとにリアの命が危なくなれば、カイテルは迷わず自分の命を捨てると思うわよ。だからそんな事態にならないように、リアにもできるだけのことをしてほしいわ。
このあとアシシを救ったはずのカイテルも、自分自身が凄絶な生い立ちだった為にそれ以上に掬い上げる手段を持たず、戦鬼として生きる彼が闇を深めていくのをどうにもできないでいたけど、そこにリアが現れてって続くのよね。やっぱりアシシを救えるのはリアなんだわ。
そしてそのリアは、現在カイテルの政敵に拉致られてる。
カイテルもアシシも相当数の軍もいて、逃げないように監視されてた馬車からどうやって攫われたのか、すごい謎なんですけど。
リアは人が話すのを聞いてただけじゃなくて、第六皇子のことちゃんと説明受けたことあるんだっけ? 思ったよりもいろいろ知ってたわ。
この人、カイテルの命というかアグリジェントの政権を狙ってるんだろうから、いつかは攻めてくると思ってたんだけど、偽息子事件から10年以上経ってしまってて時間かけ過ぎじゃない? なんかいろいろ準備してたんだろうけど、その間にカイテルは(というかフェルデルが)どんどん国を固めてしまって、仕掛けてくるのが遅すぎるのでは···
まあなんか他国を使って紛争起こしたりとかはしてたけどさ。
そうだった、忘れてたけど絶倫賢者っていうタイトルだったよね。
いろいろ片付いたので思う存分どうぞって感じなんだけど、そのまま眠ってってさすがにびっくり(笑) まさかそれで賢者になったんじゃ···
なんかルーカスが賢者になってる日は家族にどう思われてるのか、ステラが恥ずかしくてかわいそうだわ···
二人はラブラブでとてもよかったんだけど、王女が諦めてなくてこれまたびっくり。王女として甘やかされて育ったから、手に入らないものがあるなんて信じられないのだろうか。
自分と結婚したくない男がいるとは思ってないみたいだから、ルーカスもステラのこと魔力回復要員くらいに思ってると解釈してるのかも。
違いますよ、ルーカスはステラのことを愛してて、人の気持ちというのは権力でどうにかできるものじゃないんですよ王女さま。あとすごく自分に自信があるみたいなんだけど、それ全然効いてないですから。
そして連絡を取ったのはイーサン母なんだろうか。もう厄介な人達の利害が一致してて困ってしまうわ。
イーサン母がヒロインに執着する理由がイマイチわからなかったんだけど、やっぱり息子かわいさからなのか。息子の為に彼の執着を成就させようなんて、愚かでヤバい母親だけど、使ってくる手段がまた汚い。
ヒロインのために自制して、紳士でいてくれたフレッドを利用しようとするなんて、ほんと許しがたいわ。
フレッドは目を付けられたところから操られちゃうんじゃって心配してたけど、やっぱり変な魔法をかけられちゃった。大丈夫かな、正気を保てるかしら。
イーサン本人とは決着をつける時が来るだろうと思ってたけど、まずはその母との戦い?が必要なのね。ルーカスとヒロインは油断せず、常に一緒に行動してほしいわ。そうもいかないでしょうけど。
アシシが登場してきた時、罪についてはカイテルに対してのものだとなんとなく思っていた。例えば父が前帝側についていてカイテルに敗れ、アシシは敵の息子でありながら命を助けてもらったとかなのかと。
リアの母の話が出てきてからは、その死に関わってしまったのかなとか。
でもリアへの説明と今回の回想で、だいたい全貌が明かされたのかな。
彼の精神を蝕んだのはとにかく両親で、極めつけは自分だけのものにならない母を父が手にかけてしまったこと。父の呪いの言葉のせいで、それすらも自分のせいだと思ってしまった。
そして自分も手にかけられそうになった時に、命を救ったのは幼い頃の心の拠り所を作ってくれたカイテルだった。
本来?なら父の死でアシシは解放されたはずなのに、それまでの呪詛のような言葉の数々に侵されすぎて、生ける屍状態になってしまった。
幸せになりたかったし愛されたかったから頑張ってきたのに、そうなることはなかったのだと思い知ってしまい、生きる理由を失った。
でもそれはアシシがそう思ってるだけなんだけどね。両親に愛されて幸せになることはできなかったけれど、これから出会う誰かに愛されることはいくらでもあるというのに、それはわからないんだよね。
アシシの言う罪とは、それは彼の罪ではなかった。
父によって存在してはいけない子と思い込まされ、存在していることを罪と思っているだけ。そして母の所業(前帝の○婦)については、それはアシシの罪ではない。時代的に家門の罪となるのだろうけど、カイテルはそんなこと思ってない。
幼い頃も、父からも、全ての状況から救ったのはカイテルなんだろう。だから借りがあると言う。
でも、彼の心を救うことはできなかったし、扱いを誤って闇を深めさせてしまったのもカイテルだ。だからそんなに恩義に感じなくてもいい(笑)
でも、カイテルの闇を理解できるのはリア以外にはアシシだけだろうから、死なずに側に居てあげてほしい。アシシより心は強いけど、その分欠けているものも多い。
いろいろ危なかったけど、全て上手くいったわ。
イーサンは黙ってないだろうけど、それでも国王の許可が出たのだから、これで正式に結婚できる。
国王夫妻がまともでよかった。王女に関しては子育て失敗したのかしら。
王女の我儘を通そうとしたこと、勝手に褒美になると決めつけて困らせたことを詫びてくれたことが何よりもよかった。こういうのって面子があるし、相手にとって嬉しくないどころか悲劇になるとはなかなか認めたくないもの。ましてや対象は自分の娘だったのだから。
ルーカスが賢者の件を隠したのは正解かも。
国益の為とか考えたら王女の気持ちなんかより優先されるわけで、ステラは愛妾にされちゃいかねない。まあでもこの夫妻なら娘が不幸になるような決定はしないか。王女には不能なのだし、何より愛されないのだから。
そして侯爵位も検討してくれるとは。更に上の公爵にしてくれてもよかったんだけど、まあ他の貴族とのバランスもあるし、イーサンの家と同格になるから良しとしましょうかね。
しかしルーカスにステラが必要なことを理解してもらえたとはいえ、イーサン側の非というか、表向きは何もない(はず)のに婚約破棄は許可していいんだろうか。
前世を知ってるのはヒロインだけで、ほんとの酷い目に遭うのは婚姻後。現時点ではヒロインの望まない、権力を使った一方的な婚約だったいうだけで、それ以外に破棄まで命令されるほどの落ち度はないんじゃない? 執拗に追い掛けたり、違法手段を使う魔術師?を雇ったりはしてたけど、そのへん王様知らんでしょ。
まあおばちゃんなら、ルーカスの力は国にとっても重要で、そのためにはヒロインが必要だから認めます的なことにして、イーサンの家にはごめんよしてフォローするかな。命を救ってくれたのだから、それくらいの骨折りは王様がしてくれてもいいよね。
ところでこの作者さん、ちゃんと読者の気になるところをスッキリさせてくれるわね。王女が自分に反応したと思ってるのもステラの前でバッサリやってくれるし、薬を使った娘の所業は国王夫妻に罰された。(親としては恥ずかしいよね、命の恩人なのに、娘が権力どころか薬まで使って襲おうとしたなんて···)
今まで画力がとかセリフがとか、文句ばかり言って申し訳なかったわ。画力もセリフも一層頑張ってほしいけれども、この一連のエピソード、ほんとに面白かった(笑)
チョロい兄、頼もしいじゃないの(笑)
正論を述べることで妹の論を挫いたけど、まだまだ油断はできないな。
痛いところを突かれた父が耐えられなくなって妹を下がらせたけど、父に愛された愛人の子が憎いというのは一般的ではある話。
いつまで父が冷静で公平な目で見ることができるのか、妹の攻勢にやられてしまうのも時間の問題のような気もする。
だけど、この父も、兄やヒロインのことも愛してはいるのかな。
彼らに恨まれてるのかもと思って傷ついたということは、ほんの少しかもしれないけど親としての情はありそう。まあ恨まれてないと思ってたのなら結構なお花畑脳だけれども。
おばちゃん何度も書いちゃうんだけど、とにかく証人よ。証人が大事だわ。妹と二人きりにならないこと、ヒロインはとにかく誰か第三者と一緒に居ることを心掛けてほしいわ。
そしてチョロい兄は今のままでいて、惑わされないでいてほしい。切実に。
しかしこの妹、母であるリリスは今のところまともな人っぽいのに、どうしてこうなっちゃったのか。生い立ちに問題があるのか(愛人の子と蔑まれて生きてきたとか)、生まれもっての性質なのか。
有名作家の小説で、とにかく虚言を繰り広げて主に妹の人生を、そして家族を破壊していく姉の話があったけど、後者ならこれだよね。
フェルデルが尻拭いをしてあげたから、カイテルのお尻が自分のおかげでツルツルでピカピカっていうのが可笑しかった。フェルデルが放ってきたギャグの中で一番よかった(笑)
プロツィアにも突入したというのに、カイテルもフェルデルもハベルとは話さないんだろうか?
それともこの旅にハベルが同行してることはバレてない? 王宮から抜け出す手引きしたことがバレたら戦争になりかねないから、秘密なんだろうか。だからリアは別れの挨拶ができなかったの?
こうしてアヒンともハベルとも中途半端なまま別れて、後に伏線を残すのね。もう覚えてられないからちゃんとエピソードを一つずつ、畳んでいってほしいんだけど···
とか言ってたら、何がどうなったのかわからないまま第六皇子(だよね?)に攫われてる!! カイテルとアシシがついていながらなんでそんなことに···
ここでようやく、ずっと存在を匂わせてきたカイテルの最大の敵?が登場なのね。ストーリーが一気に動きそうだけど、この人は異母兄でカイテルより年上だと思うんだけど、こちらはそれなりに中年の顔してるな。
なんて呑気なこと言ってる場合じゃないところで、アシシの回想が始まってしまったわ···
皇帝の一人娘
197話
第196話