双葉は自分の気持ちに気がつくのがいつも遅い。
ましてや今は、顔を出しかけてる本当の気持ちを抑え込んでるのだから尚更だよね。
洸がいなくなったときのことを思い出して辛くなるのはどうして?
洸のこと、友達として大事なのも勿論本当だけど、助けたいのはどうして? 成海ではなく、自分が助けたいのはどうしてなの?
そして洸が克服していくのを側で見たくて、見逃したくないのはなんでなの?
友達だからと思い込んで自分に言い聞かせてるけど、本当にわからない? 気がつきたくないあまり、わからなくなってるの?
戻って菊池くんに後ろめたくなく言える? っていうか、少しは菊池くんのこと思い出してる? 後ろめたくなかったら、そもそも行く前に言うよね···
洸の方は、偶然ではあったけど、やっぱり双葉に一緒に来てほしかったんだよね。だから今回はチャンスを逃さなかった。
それがこうやって自分のこと考えてくれる双葉が側にいてくれて、一緒に記憶を追加して乗り越えていってる。
こんなの、やっぱり自分には双葉が必要だと痛感するし、もう諦められないんじゃないのかな。
やっぱり洸の克服の最後の一押しは双葉だった。
だけど、ハウステンボスに残った人たちがどうなってるのか想像するとハラハラするし、菊池くんを思うと胸が痛い。せめて双葉から説明される前にバレてしまいませんように···
小湊くんはせっかく修子と二人きりなのに、修子がそれどころではなさそうで、なんだかお気の毒。
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アオハライド
165話
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