最後まで読んで、なんか笑ってしまった。
ほんと二人ともそれぞれがいっぱいいっぱいで、お互いに相手に気を遣ってるのに全然噛み合ってないっていう(笑)
せつないエピソードのラストだったのにこの二人らしい出来事で、こんなこと思うのもおかしい場面なんだけど、なんだかほっとしてしまった。
一人なら食事も家事も後回しで、集中してる時は執筆し続けるのであろう槙生が、朝がいるから最低限の労力で晩ごはんの支度をする(めんつゆ的なのを使わないのがえらいと思うが)。だけど朝に構う余裕はないし、構うつもりもないのかもしれない。
一方朝はちょっと精神的にきてる状態で、それでも槙生の仕事に気を遣って声をかけられなかったり、テレビの音量を下げたりして過ごしてて。
ようやく槙生が出てきたと思ったら、話しかける隙も与えてもらえない。自分のためのごはんだとはわかったけど、あとで卵云々言われても、先に教えてって(笑)
面倒見のいい人に引き取られたならもっと違ったのだろうけど、何分相手は槙生で。大人だから槙生が気を遣ってあげるべきではあるんだろうけど、そこはなかなか上手くいかない。
朝からすると、自分の知る大人が全てではないことはわかってきてはいるけど、当然のように甘受していた親の庇護と同等のものを無意識に求めてしまうのも仕方がない。
なんだかせつないけど槙生の愛情はわかってるはずで、こうやってすれ違ったりぶつかったりしながらちょうどいい距離感を探っていくんだろう。
朝の年齢ならもっと精神的に大人の子も、苦労してる子もいるだろうけど、恐らく朝は両親がいる家庭でそれほど苦労なく育ち(わからんけど)、初めて直面する試練なのだと思う。これからどう大人になっていくのかな。
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違国日記
026話
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