そうか、えみりは朝が大切じゃないわけじゃない。
だけど、感覚的にではあるんだろうけど、自分とは違う感覚を理解せずに「なんでなんで?」「それって変じゃん」って無邪気に言ってくるあの感じ、子供っぽさなのかな、それが若干面倒くさいのかもしれない。
そしてえみりの恋愛観を、今の朝には絶対に理解されないだろうとわかってる。
えみりの中でもこの感情は、ちゃんと整理されてはないんだろう。
朝に丁寧に説明してみて、みたいなところまではまだ考えられない。えみりだってまだ大人じゃないし、自分のことで手一杯だろうし。だからその話題は避けて、時間を置いて、また朝と向き合うのかな。
槙生はえみりのその気持ち、なんとなく察してるよね。
そして朝が少しずつ、自分とは異なるものを知っていく過程を見守ってる感じかな。
えみりみたいな子も、朝みたいな子だっている。それを槙生は否定しない。自分の経験もあるだろう。
朝がいつになったらえみりの感覚を理解できるようになるのかはわからないけど、きっといつかはわかるようになるんだと思う。
その頃にはえみりももっと大人になってて、若かりし頃の朝のことも許容できたりするのかもしれない。
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違国日記
068話
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