77位 ？
5.0
全話、課金して一気に読みました。
若く美しい貴族令嬢キーサは婚約者ダニエルの背信に傷つけられた事をキッカケにこれまで触れたことのなかった知識や感情に目覚めていく。
そんな彼女の前に現れた公爵セイオッド。明るく物腰柔らかでありながら大胆な彼に惹かれるキーサ。彼の影響で少しずつ変わっていくキーサだがセイオッドが時折り見せる眼差しはどこか昏く不穏で…。
純粋無垢で世間知らずだった1人の女性が傷つき、成長していく物語かと思います。以前に他で読んだ“ガラスの壁”に通ずるものがあるかも。この先、キーサが何を経験し、どう変わっていくのか期待しながら見届けたいと思います。
2
5.0
無料分だけで撤退するのは勿体無い良作。
web限定版も読んでますが物語が進むにつれ、カッセルの一途で献身的な愛に胸が締め付けられたり泣かされたり。もうね、こんな夫がいるわけない！
でも、もし存在してたら羨ましいを通り越して全力で幸せを願いたい！純粋な愛情とは関係なく結ばれた筈の二人。けれど、多くの伏線や謎が解き明かされ、遠い記憶が紐解かれる毎に冷淡だったイネスも…。まだ完結してないけど絶対最後まで追いかけます。あとカッセルのビジュアルが美しすぎる。イネスも魅力的だけどカッセルは異次元レベル。
大人な読者なら二人の寝室シーンは圧倒的見応えありだから見逃さないで！
34
5.0
原作(既刊)は全て読了。まさにタイトル通りの物語で始まりはとにかく切なくてしんどい。
ブライトの仕打ちも胸くそ(言葉悪いな)だけどたった一つ、これだけは仕方ないと思う事。それはウィスが考えたブライトの幸せは彼が望んだものではなかったという事。彼は“魔法が使えるようになりたい”のではなく魔力を持たない自身をただ受け入れて欲しかっただけなのだろう。ロザリーは意図する事なく、ごく自然にそのままの彼に寄り添い、ある意味、見当違いなウィスの献身は最悪な形で身を結ぶ。彼らの人生はそこで分かたれ、2度と交わらない筈だった。23年の時を経て、異界で生きる彼女の前に1人の青年が現れるまでは。
恋した人に生き写しの容姿。彼とは違い好戦的で自信家。なのに時折見せる危うさと孤独から目が離せなくて。共に過ごす中で変わっていく想い。物語の終着点が悲劇で終わらぬ事を切に願う。
0
5.0
良家の後継に相応しい婚約者として選ばれた妹“春”。けれど彼女は病により急逝する。
残された婚約者と春の姉。二人の気持ちがそこから始まったモノならまだ良かった。けれどそれぞれが悟られぬよう隠していた想いは僅かな揺れから伝わり、可憐で優しかった妹は愛した者達に見えない呪いをかける。もし、春が生きていたら彼らの関係はどうなっていただろう？更なる地獄が待っていた気もするし、案外、サラッと解決したかもしれない。思い悩む時間があれば春にも二人を許せる機会が生まれた可能性は十分にある。けれど彼女には先がなかった。焦がれる程に欲する愛を手にする事が出来る姉。大好きだけれど羨ましく憎らしい。これが復讐ならば成功といって良いだろう。二人は“春”を忘れる事は出来ないだろうから。
3
5.0
彼女は与えられた環境をただ享受していただけだった。それに疑問を呈すには余りにも純粋で汚れを知らず。いや、本人が後に供述したように本当は気づいていながら見えないベールで目を覆っていたのかもしれない。自身は大罪を犯した訳ではない。けれど何の罪もないと言うには生まれが立場がそれを許さず。新しい人生は神様が与えた慈悲なのか？終わった筈の物語が始まる。
0
5.0
ヒロインのクロエはまさにノブレス・オブリージュを体現した美しく気高い貴族女性。生まれながら歩行に障害がある事から結婚などによる家門への貢献は諦めていたけれど幾つかの偶然やアクシデントを経て大貴族のデミアンと政略結婚する事に。一方のデミアンはカリスマ的な存在感と皇家に連なる血統を持つ若き戦の英雄。ハンサムで有能だが私生活はゴシップまみれ。ある意味どちらも非常に貴族的でありながら正反対な2人が惹かれ合い、反目し合いながらも進む先に何が待つのか。とりあえず課金に悔いなし！
16
5.0
ヒロインの姉に転生とかよくあるわ〜と思いきや、幼少期にも関わらず中身はしっかり大人。外見年齢や周囲に影響されて妙にドタバタしたり子供っぽくなるパターンが多い中、これは好印象。でも早く成長した2人の姿も見たいので今後の展開を期待してます。
0
5.0
無料分を惰性で読んでました。面白くなりそうな要素はあるのに展開がダラダラで微妙〜と。正直、無料分が終わったらお別れする気でした。それなのに！38話が期待感を煽ってくるから気づいたら全話課金ですよ！何これ、面白いじゃん！課金に迷ってる方々へ。この物語は38話以降が本編です。元夫には少し同情するけど自己中過ぎて嫌悪感のが勝る。対する現夫イアンの包み込む(若干、囲い込む感もあるけど)ような愛情よ。ヒロインがどちらを選ぶかなんて考えるまでもない。オリビア、あなたは間違ってない！
11
5.0
以前、他所で読んですぐにハマり、原作も持ってます。心の底から誰かを愛し、その人の為なら我が身の犠牲も恐れないオリアナの真っ直ぐな愛。自身の価値観や生き方を変えてくれた彼女を守る為、運命に立ち向かうヴィンセントの愛。そんな彼らを見守る周囲もまた切なくて。タイトルからは想像できないほどの良作。泣きますね。
2
5.0
幼くして両親を失ったヒロイン。優しい顔で不幸に追いやる人々に騙され、裏切られ、ゴミみたいな夫に売りに出された所を若い貴族に買われ、彼の妻となる。虐待を受けた人とどう向き合うべきかを真摯に伝えてくれる作品。何度も涙が出てきて人前では読めなかった。
彼女を最初に騙した夫婦が逮捕された際、自分たちの子供を優しい貴族の養子には出さず、牢に連れて行くとわかった時は愛情という名の執着心に寒気がした。全ての人が救われる訳じゃない。
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