4.0
最初の1/3を流し読みしてでも続けて!
それは、他の方々も書いているように、鬱展開が続くからです💦
ヒロインが義兄たちと義叔母に次々にいじめられて、毎日
1話ずつ読んでいくのが段々つらくなります😥(ほとんどが引いた画でアップが少ないからか、隣の部屋から覗いている感じで心理的にダイレクトに来ないのがせめてもの救いです。)
とはいえ、主人公ハリの心理描写がとても丁寧で秀逸です。丁寧過ぎて小さい頃は屈折した性格が目立ってしまって、最初は共感できないくらいです。
それが成長とともに物事を冷静に判断して自分の気持ちに素直に生きるようになっていく、その成長の過程が心の声として静かにでもしっかりと語られていて胸に響きます。あぁ、ハリは素敵な女性に成長したなと思うと同時に、いつの間にか彼女に共感している自分に気づきました。
そしてハリの成長と対になっているのが義長兄ユージンとの関係。
最初から他の義兄たちとは態度が少し違っていた彼。ハリに対して何か思うところがあるような感じて、読者としては気になる存在。この二人の関係性が変わっていく様子を丁寧な心理描写で堪能できるのがこの作品最大の売りです。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
ただそれは後半に入ってからなので、どうしても鬱展開が無理という方は流し読みしてください。そうしてでも読み進める価値があります。
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お兄ちゃんたちに気をつけて!