かに座の7月生まれ⭐🌙さんの投稿一覧

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101 - 110件目/全115件
  1. 評価:5.000 5.0

    何度も読み返してしまう感動作品✨

    年齢逆転物のひとつですが他とは明らかに違います!

    まず、ララとアリステア両方の視点から語られ、更に現在に至るまでの二人の子供時代、師弟関係時代、ララ後のアリステアの各エピソードが二人の回想や夢という形で時間の流れとは関係なく遡って語られます。
    これだけ複雑な作りだと混乱しそうですが、そうならないのは各エピソードが丁寧に作られているのと二人の師であるルトフェルがほとんどのエピソードに登場して繋ぎの役割をしているからかなと思います。

    また、ララを失った後のアリステアの喪失感や苦悩、その後の行動がとても丁寧に描かれています。読んでいるうちに親戚のおばさんの様な気持ちになり、彼のララへの一途さに涙する読者は多いのではないでしょうか。
    だからこそ、人間に戻ったララとの再会の場面や馬車の中で心を通わせた場面はこの上なく美しく尊いものに感じられて来るのです。
    それに石像時代を含めたララへのちょっと異常な行動が炎上せずさらっとスルーできてしまうのもこの丁寧さにあるのかもしれません💦
    こんな素晴らしいストーリーを生んだ原作者氏の手腕には脱帽ですし、この作品に出会えて感謝しています。

    また、作画も上手というだけでなく登場人物の内面が良く表現されていて説得力があります。
    例えばララの優しさと愛情深さ、アリステアの生意気で傲慢な美少年ぶりと大人になってからの悟りを開いたかのような穏やかさかつ色気漂う美しさなどが画から良く伝わって来ます。
    人物の描き分けも適切ですし、作画者氏は力のある方なのでしょう。

    色々な作品を読むと原作は良いが作画が残念、またはその逆ということがありますが、良く構成された原作と説得力のある作画が出会うとこんな良い作品になるんだと感動しました。何度も何度も読み返しては涙しています😭
    これを書いている時点でまだ完結していませんが、最後まで「執事長目線で😊」二人の物語を見守り伴走して行きたいと思います。
    長文失礼いたしました。

    • 8
  2. 評価:4.000 4.0

    転生システムという設定が面白い

    これまで読んだ転生物は一瞬のうちに転生するのですが、天国のようなところに連れて行かれて説明を受け、女神様なるものによって用意された筋書きにそって転生人生を送るという珍しいパターンです。原作者氏考えましたね👍

    未来がわかっている人生を送るなんて面白くないと私などは思うのですが、ヒロイン・リディアは図らずも筋書きを変えてしまいそこから話が面白くなり始めました。

    話の展開、というか脇役たちの思考や行動が適当な感じはありますが個人的には許容範囲内です。

    リディアは薬師という職業柄か、貴族令嬢のヒラヒラドレス(偏見でしたらすみません🙌)ではなくシンプルな衣装に身を包みさっそうと行動していて好感がもてます。

    画はとっても綺麗というわけではありませんがすっきりとしていて見やすいと思います。

    毎日無料分を読み終えた段階ですが、この後リディアと元黒騎士ラウルがどうなるか楽しみです。
    女神様、こんな第二の筋書きを用意していたのだとしたら名脚本家ですね😊

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    毎日無料分最終話までの感想👍

    唐の詩人・李白と同名の登場人物がいるので、その頃の中国を舞台にしたと思われる推理物です。

    1つの事件が数話で(いちおう)完結するので読みやすいです。でもそれぞれの事件がどこかでつながっていて大きなうねりになりそうな予感があり大円団が楽しみです。

    また、事件に関わった人々の置かれた状況や心情が丁寧に描かれているので、事件の真相が明らかになるにつれ共感する読者も多いと思います。

    ただの推理物ではなく、主人公の猫猫と壬氏の出生の秘密的なものや、読者を軽く焦らすようになかなか進まないふたりの恋(?)の行方などもからめて素直に楽しめます。
    当時の大陸の政治経済的なことや宮廷の内情、妓女を取り巻く状況などもさらっとですが描かれているのが面白いです。

    話の展開に無理がなく、(あのふたりの恋バナを除いて)ダラダラと引き延ばすこともなくよいテンポで進みますし、画も老若男女に受け入れられる画風ですのでおすすめです😊

    • 1
  4. 評価:3.000 3.0

    恋愛物というよりも政治物です。

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    毎日無料の43話まで読みました。
    処刑後に数年前の自分に戻り人生のやり直しを試みるというストーリーパターンの1つ。

    正直なところ最初の頃はなんとなく読んでいました。
    しかし、ヒロイン・エラがやり直し人生で別人のように成長し、次第にジル王子も触発されて自分の意思を持った人間として成長して行くにつれ話が面白くなってきました。特にジルはエラの相手役としては微妙と感じていたのが大化けした印象です。
    この辺りの描き方が上手いと思います。

    個人的には、1度目の人生な自分を処刑した人物の妃になろうとするなんて、トラウマが強すぎて無理です💦この手のストーリーではあるあるですが、蓋を開けてみたら悪い人でもなかったというオチなのでしょうか。謎です😔

    ふたりはお互いに尊敬し合っているような関係なので、バリバリの恋愛物というよりもどちらかと言えば政治というお仕事物なのかなと感じます。色気のあるシーンは恐らくないかあってもあっさりかと(最後まで読んでいないので違ったらごめんなさい…)。その辺りは異色かもしれません。
    ただし、悪役もそれなりのが用意されていますので勧善懲悪の大逆転劇でスッキリは期待できそうです!

    • 0
  5. 評価:1.000 1.0

    自分史上最大のマイナス評価作😢

    異世界に転生したヒロインが王家の家政婦になるとのことで、「家政婦は見た」のファンタジー版かと思いましたが全くの別物でした💦

    まず、ヒロインを含めた登場人物の設定やストーリー展開がかなり粗く乱暴で、ついて行くのがとても困難です。
    なんというか、整備不良のオンボロクルマのアクセルをめいいっぱい踏み込んでメーターが振り切れてしまったような感覚です。
    あまりの有り様に本当にプロの方の作品なのかと驚きを隠せません。

    画も全体的に粗く、登場人物によって画風が異なり統一感がないのが気になります。中でも前国王夫妻は明らかに別物で、作画者氏はアシスタント陣に丸投げしてしまったのでしょうか。だとしたら読者に対して失礼ですし残念です。

    今回は無料分のみ読みましたが、残念ながら設定もストーリーも画も何も共感することはできませんでした。ギャグ漫画と割り切って読めたらよいのでしょうが、私は無理でした。
    超辛口レビューになってしまいすみません💦

    • 10
  6. 評価:4.000 4.0

    色使いが美しい作品

    異世界への転生物ですが、異世界の人と入れ替わるという設定。19世紀後半の中国(清)とイギリスをモデルにしているように思われ、歴史好きとしてはいろいろな思いをめぐらせて読むことができそうです。

    文心に転生したヒロインは大変強い信念をもった女性です。味方がいない場所へひとり赴かされ、必死に道を切り開こうとするところに共感する読者も多いでしょう。

    一方、掴みどころのない部分もあるようで、彼女の突然の手のひら返しに翻弄されるのはルイだけではないのではないでしょうか。そこがいいという読者も中にはおられるかとは思いますが。

    さて、画については若い男性の描き分けが微妙で、どなたかもコメントされていましたが髪型と色で区別しているときもあります。場所や会話内容でも判別できますがパッと見て分かるともっと良かったと思います。

    それでも場面と場面をつなぐ花々の画は可憐でとても美しいです。水彩画のような色使いも素敵です。この作品がオールカラーだからこそ楽しめるのだと思います。

    思わずイッキ読みしてしまうという強烈な引力はありませんが、文心の清廉さに通じるようなものがあり、折を見て戻ってきては読み進めたくなるような作品です。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    月並みか(失礼…)

    無惨な死を遂げた後、数年前に逆戻りして同じ轍を踏まないように努力する話です。このタイプは色々なバリエーションがあって楽しいですよね。
    この作品は悪役がおバカな身内なので、衝撃度としては少し物足りないと個人的には思います。まだ無料分しか読んでいませんので何とも言えない部分はありますが、もう少しスケールが大きい方が楽しめるのではないでしょうか。

    画は可愛らしいといえば可愛らしいですが、それぞれの登場人物の性格が画からあまり感じられずぼやっとした印象を持ってしまいます。クリスティナの心の強さだったり、ミュリエルの邪悪さだったり、もう少し説得力があってもよいのではと思います。
    大部分の読者は、主人公に共感できるストーリーと画を求めていると思います。そういう意味では、ちょっと残念かな…と思います。もちろん、好みは人それぞれですが。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    ヒロインの幸せを願って

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    貴族令嬢の身代わりで恐ろしいと噂される男性のもとへ嫁がされるが幸せになるという設定は他にもありますが、どうやらこちらは早めに結ばれるようです。
    ヒロインの両親を殺害した犯人探しと彼女を残酷に扱ってきた伯父家族への負の恩返しが主なストーリーになるのでしょうか。
    ヒロイン自体は仕返しをするような性格ではないと思いますが、彼が黙ってはいないのではないでしょうか?
    個人的には、ヒロインが記憶を取り戻し心の再生をしていく過程を見ていきたいです。
    なんとなく大まかな展開がわかる気がしますが、画が美しいので次も読みたくなります。
    蛇足ですが、髪をアップにしたアニエスがお若い頃の黒柳徹子さんに似ているような気がします。両親の死がなければ然るべき教育を施されて、黒柳さんのような知的で教養あふれる素敵な女性になっていたのではないでしょうか。

    • 0
  9. 評価:2.000 2.0

    画がいま一歩

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    婚約者の座を奪われて他の場所へ逃れそこで幸せをつかむというストーリーは時代や設定を変えて他にもあります。私を含めて読者はそのバリエーションを楽しんでいると思います。ですからストーリーには満足しています。
    しかし、画に物足りなさを感じてしまいます。
    例えば、ヒロインから婚約者の座を奪ったナタリア。一般庶民から王妃にまで上り詰めた彼女には、したたかさや狡猾さ、国王の心を捉えた美貌があるはずですが、それが感じられません。もしや物語の後半に出てくるのかもしれませんが、彼女の設定的にはヒロインを追い落とす物語前半にあるのではないでしょうか。
    そして、ヒロインのエルヴィラ。聖女として人々のために神に祈りを捧げ乙女の白百合を育てる彼女には美貌も華やかさは必ずしも必要ではありません。むしろ、聖なるものから与えられる品格や威厳があるのではないかと思います。しかし画からはそのようなオーラは感じられず、誤解を恐れずに言えばヒロインではなく脇役の1人に見えてしまうのです。
    これが作者氏の画力の問題なのか、アシスタント陣の質の問題なのかは素人の私にはわかりかねますが、画でもったいない作品になっているのではないかと残念に思います。
    辛口のレビューになってしまい、失礼いたしました。

    • 7
  10. 評価:4.000 4.0

    かっこいいけど等身大のヒロイン

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    お仕事系のお話。
    ヒロインは経理の仕事を実直にこなしている。日々社内から出される経費処理の依頼を淡々とこなしつつ、不正につながりそうなものは正して行く。でも経理という範疇内で。ストイックでクールなところはさすがと思わされる。
    プライベートも同様に規則正しく淡々とこなしていた彼女の前に現れたのが営業部の太陽くん。お調子者で軽そうなイメージなのに、ヒロイン思いの優しい青年。
    太陽くんに規則正しい生活を邪魔(?)されつつも、次第に変わっていく彼女と太陽くんのストーリーから目が離せそうにない。

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