5.0
舞台の 幕は·上がった
✣“ヌリタス” という 奇妙なことば に 全く 読むつもりもなく ちょっと覗いてみたら··引き込まれてしまった
ルーが 僕に気付いた?なら 全て終わる
“どうして この人を死ぬまで騙さなければならないんだろう”
人というのは こんなにも おろかで醜く 片や こんなにも温かく優しいものなのね
生まれながらにして
持つ者 と持たざる者 自分では選択の余地がない産まれ それは古今東西 物語りも 現実社会そのもの
名前すら無く 洗脳に近い 極限の環境の中で育ったせいか こんなにも 無欲で そして無垢で 他者への心の優しさが ひかり耀いて感じられる主人公
要所々々に 散りばめられる逸話の中の 人の優しさにも泣る
男の子から 淑女といわれる存在になっても 彼女の 脳内では ずっと“僕” のままで それさえが 泣ける
主人公の 極度の 自己肯定感の低さ それ故なのか 他からの嫌がらせにも 相手を責めること無く全て自分と受け止める苦悩
他者から受ける 優しさ 愛情に 心が 解れてゆき 人間として 成長してゆく姿が 哀しい程 美しいのと それが 周りをも変えて ゆくのでしょうね
虐待シーンがちと 辛いですが
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ヌリタス~偽りの花嫁~