「昨日は二十歳の小娘で、今日は妙齢の淑女だったりする」
銀次は紅子のことをこのように表現しているけれど、銀次が求めているのは若い女性ってこと?
妙齢は若いさかりの年頃の女性を指す言葉だから、40代後半の紅子に二十歳だの妙齢だの、只の失礼な男性でしかない。
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「昨日は二十歳の小娘で、今日は妙齢の淑女だったりする」
銀次は紅子のことをこのように表現しているけれど、銀次が求めているのは若い女性ってこと?
妙齢は若いさかりの年頃の女性を指す言葉だから、40代後半の紅子に二十歳だの妙齢だの、只の失礼な男性でしかない。
何故アルバイトのまかないスタッフの黄理子が、事務所のスタッフの雇用形態にまで口出すの?
黄理子はデザイナーとしての実績があるわけでもないのに、一番年齢がいっているだけで上からもの言う態度が不快。
まかないを作るのが彼女の本来の仕事と考えると、事務所にお茶飲みに来る人たちを迎え入れるのって、デザインの仕事をしに来ている人にとっては迷惑でしかないと思う。
何故か料理のプロみたいになっているのも、無理があり過ぎる。
デザイン会社で一番下っ端のアシスタントで、節約の為に自炊していただけのに。
年下と解ると初対面でも馴れ馴れしい態度も、受け付けない。
かなディーは後輩としか、つるまないのかな?上からもの言える相手としか、つるまないのかな?
ウェイター、ビジュ良すぎ?申し訳ない、良さが絵から伝わらない。
とても暇なのね。男漁りしかしていない、24/7。
「クズ女」、正に。
今のところ、白雪は「クズ男」としか付き合っていない。一種の類は友を呼ぶ状態。
まともな判断の出来る男性には、距離を置かれるばかり。
元妻は最初の連絡で、大槻が既婚者と知らなかった白雪に、もう連絡は取らないように釘を刺したからね。
大槻が既婚者だと知った後も、元妻からの忠告を無視して、関係を続けた。
慰謝料請求されて当たり前のことをしたのは、白雪。しっかり支払いなさい。
白雪のプライド高いのは勝手だけど、結局「都合の良い女」そのような扱いでしか相手されないとは、何とも惨め。
仕返しは好きにすればいいけれど、相手の配偶者からの慰謝料請求は、何をしたところで逃れられない。
気持ちが裏切るのと体が裏切るのは、同じでしょ。
自分に気持ちが向いていない相手を、辛抱強く待つことはない。
気持ちって見えないから、後から何とでも言い訳できるし(「本当に好きだったのに〜」とか「信じていたのに〜」とか)。
別の人と体の関係を持つ、という分かり易い裏切りで、ある意味良かったんじゃないかな。
相手と向き合わず、別の人と過ごすことを優先してきた結果であるけれど、「婚約者にも母親にも裏切られた、可哀想な私。でも、これからは婚約者に気兼ねなく、貴方似合うことを優先できるわ」ってね。良かったじゃないか!
紅子がしたことを最低とは思わない。
黃理子と銀次が二人の問題して解決しなかったことの結果がこれなだけ。
母親と言うけれど、それは生物学上のことだけであって、黃理子を育てわけでは無い。
黃理子を引き取る際も、黃理子のことを「お手伝い」と表現した人。
「母」と「娘」というカテゴリーに縛られなくても良いと思う。
黃理子が紅子の「娘」でいる必要もないのだから。
日日(にちにち)べんとう
078話
第40話(1)