3.0
主人公がガチで性格悪い
冒頭できつねと言われてますが、途中から本当に悪女と変わりがありません。
しかも変におちゃらけているところがあり、ダークヒーローとしても格好よく見えません。賢いというより賢しいという状態。
これで聖女がもう少し思慮深く謀略を巡らせるタイプなら、権力闘争として楽しめたのかもしれませんが、場当たり的すぎて底が浅く、緊張感も切迫感もありません。
それぞれ個性的なキャラクターではあるのですが。
単なるキャットファイト。
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冒頭できつねと言われてますが、途中から本当に悪女と変わりがありません。
しかも変におちゃらけているところがあり、ダークヒーローとしても格好よく見えません。賢いというより賢しいという状態。
これで聖女がもう少し思慮深く謀略を巡らせるタイプなら、権力闘争として楽しめたのかもしれませんが、場当たり的すぎて底が浅く、緊張感も切迫感もありません。
それぞれ個性的なキャラクターではあるのですが。
単なるキャットファイト。
子どもの書き方が丸っこすぎてぬいぐるみみたいです。
説明不足の父と暴走する娘に振り回される臣下たち。
魔物の罠にかかったり、身近な人物が処罰されたりでダークな話と思いきや、娘のフォローに回る父王。
いかんせん人形劇のような絵で、感情移入はしにくいですね。
話の展開はゆっくりだけど、ベロニカ姉さんが出てきたあたりからは面白くなってきたかな。
ディートリッヒとの親交も亀足だし、魔物と異能もしばらく説明が乏しいし、なかなか進まない。
ヒロインのちょっとずれたところが面白ければ耐えられると思う。
似てるなと思ったら本当に「王子と乞食」から着想を得たようです。
噂で憧れていた世界へ行き、現実を突きつけられてそれぞれ成長するのが「王子と乞食」なのですが、この話は入れ替わる前から身近にいて入れ替わっても成長する気配はありません。むしろどうやって成り済ますかがメイン。
ジュブナイル小説にあった示唆や教訓がなくなり、ただ単に子供っぽい話です。
面白い組み合わせではあると思いますが。
顔のバランスがちょくちょく崩れるのが気になります。
神官から悪女への転生?は珍しいですが、肝心の神と神官まわりの設定がふわふわしているように思います。
全体的に地に足がつかない感じで、人物の魅力がわかりにくいですね。
なんだろう。
精神年齢が近いというか、思考回路が似かよっているというか。
生け贄とは何なのかが長い間ひっぱられ、次の古代神やら消滅条件やら魔獣と古代神との関係やら、謎が次々出てくる感じです。
父王も妹姫も身勝手な上に国のために動く意志も能力もなくどうしようもありません。
主人公に協力する貴族もいる一方、妹姫についた公女は謀略家で気が抜けません。
戦闘シーンは一瞬で終わって、王家のゴタゴタと古代神の謎がメイン。
主人公は虐待の影響か受け身がちなので、爽快感は皆無です。
毒親から妹のためにひどい搾取をされ、解放を願って死んだら悪女の願いのために人生の肩代わり。人間関係の改善に成功するものの、結局自分の人生ではなく、虚しさから再び死を渇望する。
転生先の家族は優しいし、原作男主人公も嫌味なだけでそこまで悪い人でもなく。表紙の侍従は心の底で鬱屈を抱えているけれど、表には一切出していない。
主人公は空虚さをどうするか。誰かの願いのための人生では持たない。
がちがちの宮廷劇というよりは、多少のご都合主義を交えつつ、駆け引きを楽しむ物語。
展開はサクサク進み、ストレスはあまりない。
絵は端正だが、表情は固め。
推しの死亡フラグを折る悪役令嬢もの。
タイトルが変わってるから、捻りのある展開になるかと思いきや、わりと普通。
表情がどうも固いのが気になる。
側室に上がった姉を処刑され、王妃への復讐のため養子先から自分も側室選びに参加する主人公。
他国へ養子に行った王弟と協力しながら、覇気を失った国王と死んだ姉の関係や王妃の謀略を探る。側室それぞれの個性や駆け引きも見所。
やや暗い展開だが、ミステリーとして楽しめる。
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