5.0
秋の夜長にミステリー🌛✨
他人のついた嘘がわかってしまう能力を持った鹿乃子と、そのことを受け止めて一緒に働こうと誘ってくれた探偵の祝先生との、謎解き事件簿です。
警察沙汰の殺◯事件もあれば、下町のちょっとした出来事を紐解くお話もあり、話もテンポよく進むのでとても読みやすいです!
今30話まで目を通しましたが、20話まではだいたい2〜4話分で一つの事件が解決、21〜30話はそれだけで一つの事件になっていました。(少し長かったですが、中身は濃かったです)
嘘が見抜けることで小さい頃から散々嫌な目にあってきた鹿乃子。
祝先生に導かれて、自分のこの能力で人を助ける!と意気込むものの、単純にすぐには事件解決といかないのがこの作品の素晴らしいところで、人の心の奥底が見えるから・見えないからこその、理解だったり誤解だったりがあり、鹿乃子が事件の度に悩んだり落ち込んだりまた前を向いたりしながら人として成長していく姿を見るのも楽しいです。
人間とは、自分とは、人の想いとは。
決して綺麗ごとだけでは済まされない人間模様が、事件を通して垣間見られます。
全体的に絵も綺麗で、登場人物たちも可愛らしく、背景や小物に至るまで丁寧に描かれており、とても好感が持てます!
内容と合わせて、オススメです✨
この秋、鈴鹿央士君が祝先生役でドラマになっているようなので、漫画も読みつつドラマもチェックしようかなーなどと考えながら、夜も更けてきたので、これにてドロンでござる😊
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嘘解きレトリック