おいおいリフタン〜。その言い方は誤解されるぞ。
こじれすぎてもう笑ってしまった。
そしていつの間にかマクシーが逞しくなっててブチギレてリフタン振り回して押してるから…笑
リフタンはアグネスだろうと誰だろうが、どこぞで怪我しようと何しようとしったこっちゃないけど、
マクシーはマクシーだから、かすり傷ひとつ負わせたくないし、絶対的に安全な場所で苦労ひとつ知らずに守られててほしいのよね。
それもリフタンの手によって。
公爵令嬢だから貴族だからというよりは、マクシーが公爵令嬢だったから、それを維持しようとしてるだけなのよ。
それもひとえにマクシーのことを愛してるからなんだけど、まぁそれが一向に伝わらない。
でも、今回こうやってマクシーが自分の意志を通してブチギレて言い返して、リフタンの顔色を伺ったりしてないのも、
これまでのリフタンの行動がマクシーを慈しんで愛して大事にしてたから、いつの間にかマクシーの中にリフタンにならそうしても大丈夫っていう安心と甘えがあるからだと思う。
マクシーもリフタンもそのことにさえ気がついてなさそうだけど。
昔のマクシーなら、リフタンに嫌われたら捨てられたらって不安になって出来なかったことだと思うし、
捨てられたって嫌われたっていいと思ってるわけでは絶対にないから、
これってマクシーの中でリフタンは安心できる存在ってことよね。
とはいえ個人的に、このままどんどん乱暴な表情や行動のマクシーになるのはちょっと寂しいなぁとは思う。
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オークの樹の下
089話
第89話