話は面白いんだけど、正直突っ込みどころは多い。
いくら妹に嵌められて周りに乗せられてとはいえ、本人がそれを拒否せず実際苛めてたんじゃ、嵌められたとも言いにくいのでは?それは立派に主犯だし、断罪されても仕方ないというか被害者とは言えないけど…と、まずクラウディアに思ってしまった。
てっきり身に覚えのない、やってもいないことをやったことになって仕組まれていたのかと思いきや、しっかり虐めていたんじゃ、話が違うかなと。
そして、策も練って令嬢と顔合わせをするような聡明な王太子殿下があの妹にはすっかり騙されるって…無理がない?
とは思いつつも、まぁ一目惚れでもして恋に落ちたら気づけなかったのかなとも思って納得させていたけど、今話を読んだらやっぱり無理があるなと。
これだけ水面下で相手を試すような応酬ができて裏を読もうとする策略家で思慮深く聡明で抜かりない王子が、しかも相手は結構な苦渋も舐めて生きてきて経験も豊富で未来さえ知っている中身大人のクラウディアなのにこれだけできて、あの小娘の妹にはすっかりちゃっかり騙し抜かれて一切気付かずに王太子妃にまで選んで世継ぎまで…ってあまりにも矛盾が過ぎない…?
この王太子なら本来は妹の策略に気がついて妹をさらっとかわせるくらいじゃないと、絶対に無理があるなぁと感じた。
まぁあの兄はちょろいから妹に騙されたのも納得だけど、この王子を騙し通せるほどあの妹が抜け目ないっていうのは、納得がいかないなぁと思ってしまいました。
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断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す@COMIC
006話
第2話(3)